- 結論|コンビニオーナーは「ミドルリスク・ミドルリターン」
- サラリーマンのメリット|最大の強みは「安定」
- サラリーマンのデメリット|収入と自由度には限界がある
- サラリーマンは「資産形成」と相性がいい
- コンビニオーナーは「ミドルリスク・ミドルリターン」
- コンビニオーナーのメリット①|既存のブランドと仕組みを利用できる
- コンビニオーナーのメリット②|売上を作る仕組みがある
- コンビニオーナーのメリット③|経営努力が利益につながる
- コンビニオーナーのメリット④|節税・税務面での選択肢がある
- 節税できることと、儲かることは別
- コンビニオーナーのデメリット①|収入が保証されていない
- コンビニオーナーのデメリット②|時間を取られる
- コンビニオーナーのデメリット③|本部制度に左右される
- コンビニオーナーのデメリット④|利益の上限もある
- 事業家は「ハイリスク・ハイリターン」
- 事業家のメリット|自由度と成長余地が大きい
- 事業家のデメリット|失敗したときの責任も大きい
- 3つの働き方を比較してみる
- 重要なのは「どれを選ぶか」だけではない
- コンビニオーナーは「店舗経営+資産形成」と相性がいい
- 「安定」と「自由」はトレードオフになりやすい
- 自分に合ったリスクを選ぶ
- まとめ|「働き方」ではなく「組み合わせ」で考える
結論|コンビニオーナーは「ミドルリスク・ミドルリターン」
働き方には、それぞれ違ったメリットとデメリットがあります。
大きく分けると、
- サラリーマン
- コンビニオーナー
- 事業家
という3つの働き方があります。
もちろん、どれが正解というわけではありません。
重要なのは、
「どの程度のリスクを取って、どの程度のリターンを求めるのか」
を理解することです。
私自身は、コンビニオーナーという仕事を、
ミドルリスク・ミドルリターン
の仕事だと考えています。
サラリーマンほど収入が安定しているわけではありません。
一方で、ゼロから事業を立ち上げる事業家ほど、すべてを自分で作り上げる必要もありません。
その中間に位置するのが、コンビニオーナーという仕事だと思っています。
サラリーマンのメリット|最大の強みは「安定」
サラリーマンの大きなメリットは、安定性です。
毎月一定の給与が入る。
社会保険制度がある。
有給休暇がある。
会社によっては退職金制度もあります。
住宅ローンなどでも、安定した給与収入は信用力につながります。
そして何より、
会社の業績が多少変動しても、自分の給与が毎月大きく変わるわけではない
という安心感があります。
これは非常に大きなメリットです。
サラリーマンのデメリット|収入と自由度には限界がある
一方で、サラリーマンには収入面や働き方の自由度に限界があります。
基本的には、
会社が決めた給与体系の中で収入が決まります。
どれだけ頑張っても、
「来月から自分の給与を2倍にする」
ということは簡単ではありません。
昇進や転職によって収入を上げることはできます。
しかし、
自分の努力=自分の利益
とはなりません。
会社の利益の一部を給与として受け取る仕組みだからです。
サラリーマンは「資産形成」と相性がいい
ここは誤解してはいけないところです。
サラリーマンは「リスクが低いから魅力がない」ということではありません。
むしろ、安定した給与を得ながら、
- NISA
- iDeCo
- 投資信託
- 株式
などで資産形成を進められるのは、非常に強い戦略です。
毎月安定して入ってくる給与の一部を長期間投資する。
これは、再現性の高い資産形成方法の一つだと思います。
コンビニオーナーは「ミドルリスク・ミドルリターン」
では、コンビニオーナーはどうでしょうか。
私は、
ミドルリスク・ミドルリターン
だと考えています。
サラリーマンよりリスクは高い。
しかし、いきなり自分で事業をゼロから作るよりは、リスクを抑えやすい。
この中間です。
コンビニオーナーのメリット①|既存のブランドと仕組みを利用できる
ゼロから事業を始める場合、
- 店舗
- 商品
- 仕入れ
- システム
- ブランド
- 集客
- 商品開発
- 販売ノウハウ
などを、自分で構築しなければなりません。
コンビニの場合は、すでに大きなブランドがあります。
商品供給の仕組みもあります。
POSシステムもあります。
販売データもあります。
本部の店舗運営ノウハウもあります。
つまり、
ゼロから事業を作る必要がない。
これは大きなメリットです。
コンビニオーナーのメリット②|売上を作る仕組みがある
一般的な起業では、
「どうやってお客様を集めるか」
から考えなければなりません。
コンビニの場合、店舗ができれば、
商品を仕入れる
↓
店舗に並べる
↓
お客様が来店する
↓
商品を販売する
という仕組みがすでに存在します。
もちろん、店舗によって売上は大きく違います。
経営努力も必要です。
それでも、
「何を売るか」「どうやって集客するか」からすべて考える必要はない
というのは大きな違いです。
コンビニオーナーのメリット③|経営努力が利益につながる
コンビニオーナーは、サラリーマンとは違い、
店舗の改善が自分の利益につながる可能性があります。
例えば、
- 人員配置を改善する
- 発注精度を上げる
- 廃棄を減らす
- 売場を改善する
- 接客を改善する
- 商品構成を見直す
- オーナーの勤務時間を減らす
などです。
もちろん、すべてが利益につながるわけではありません。
しかし、
自分の経営判断が店舗利益に反映される
という面白さがあります。
コンビニオーナーのメリット④|節税・税務面での選択肢がある
コンビニオーナーの大きなメリットの一つが、事業経営者として税務上の選択肢を検討できることです。
サラリーマンの場合、基本的には給与所得をもとに税金が計算されます。
一方、コンビニオーナーは事業を経営しているため、
- 事業に必要な経費
- 減価償却
- 各種所得控除
- 小規模企業共済などの制度
- 法人化している場合の法人税・役員報酬などの設計
など、経営者として検討できる選択肢があります。
もちろん、何でも経費にできるわけではありません。
事業との関連性や税法上の要件を満たす必要があります。
それでも、
利益をどのように残し、どのように使い、どのように将来へ移していくかを考えられる。
これは事業経営の大きなメリットです。
節税できることと、儲かることは別
ここは非常に重要です。
節税そのものが利益を生み出すわけではありません。
まず事業で利益を出す。
そのうえで、
必要な税金を払いながら、合法的に税負担を抑える。
これが基本です。
例えば、100万円の利益が出て税金を20万円払う場合と、50万円しか利益がなく税金が10万円の場合。
税金だけを見れば後者のほうが少なくなります。
しかし、手元に残る利益は前者のほうが大きくなります。
だから、
「税金をいくら減らしたか」ではなく、「最終的にいくら資産として残ったか」
を見ることが大切です。
コンビニオーナーのデメリット①|収入が保証されていない
サラリーマンとの最大の違いです。
サラリーマンは、基本的に毎月給与を受け取ります。
コンビニオーナーは、
店舗の売上
↓
粗利益
↓
本部チャージ
↓
人件費・経費
↓
最終的な利益
という流れになります。
売上が落ちれば、利益も減る可能性があります。
人件費が上がれば、利益が圧迫されます。
修繕費が発生すれば、さらに資金が必要になります。
つまり、
経営者としてのリスクを負う必要があります。
コンビニオーナーのデメリット②|時間を取られる
もう一つ大きいのが、
時間です。
人手不足になればオーナーが現場に入る。
スタッフが休めば代わりに入る。
トラブルがあれば対応する。
設備が故障すれば対応する。
サラリーマンにはない、
「自分の時間を経営に取られるリスク」
があります。
そのため、
利益だけでなく、オーナーの時間をどう作るか
も非常に重要になります。
コンビニオーナーのデメリット③|本部制度に左右される
コンビニオーナーは、完全に自由な事業家ではありません。
本部との契約があります。
チャージ制度があります。
商品政策があります。
店舗運営上のルールもあります。
つまり、
自分だけでは決められないことが多くあります。
これは、ゼロから事業を作る事業家と大きく違うところです。
一方で、その制約があるからこそ、
既存のブランドや商品供給、システム、販売ノウハウなどを利用できる
というメリットがあります。
つまり、
自由度をある程度手放す代わりに、すでにある仕組みを利用する。
これもコンビニオーナーという働き方の特徴です。
コンビニオーナーのデメリット④|利益の上限もある
コンビニは、一般的な起業と比べて仕組みが整っています。
一方で、
自分の好きなように事業モデルを変更できるわけではありません。
そのため、
成功したら利益が何十倍にもなる
というタイプの事業ではありません。
これも、
ミドルリスク・ミドルリターン
と考える理由の一つです。
事業家は「ハイリスク・ハイリターン」
一方、ゼロから事業を立ち上げる事業家は、リスクも大きくなります。
自分で、
- 商品を作る
- サービスを作る
- 集客する
- 採用する
- 資金調達する
- ブランドを作る
- 販売する
必要があります。
成功すれば、
利益の上限は非常に大きい。
会社員の給与体系のような上限もありません。
事業が成長すれば、
自分の労働時間以上の利益
を生み出すことも可能です。
事業家のメリット|自由度と成長余地が大きい
事業家の魅力は、
自由度の高さ
です。
何を売るのか。
誰を顧客にするのか。
どこで販売するのか。
どれだけ投資するのか。
誰と組むのか。
自分で決められます。
成功すれば、
大きな事業や資産を作る可能性
もあります。
事業家のデメリット|失敗したときの責任も大きい
一方で、
失敗したときの責任も自分です。
売上がなければ利益もありません。
資金繰りに失敗すれば、事業そのものが続けられません。
従業員を雇えば、その責任も負います。
借入をすれば返済義務があります。
そして、
「来月の給与が保証されている」という世界ではありません。
これが事業家の大きなリスクです。
3つの働き方を比較してみる
大まかに整理すると、次のようになります。
| サラリーマン | コンビニオーナー | 事業家 | |
|---|---|---|---|
| リスク | 低 | 中 | 高 |
| リターン | 低~中 | 中 | 高 |
| 安定性 | 高 | 中 | 低~中 |
| 自由度 | 低~中 | 中 | 高 |
| 税務上の選択肢 | 小 | 大 | 大 |
| 事業拡大の余地 | 小~中 | 中 | 大 |
※ここでのリスク・リターンは、それぞれの働き方に一般的に見られる傾向を整理したものです。実際の収入やリスクは、勤務先・店舗・事業規模などによって大きく異なります。
重要なのは「どれを選ぶか」だけではない
ここで重要なのは、
サラリーマンか、コンビニオーナーか、事業家か
という三択だけで考えないことです。
実際には、組み合わせることもできます。
例えばサラリーマンなら、
給与収入
+
株式・投資信託
+
不動産
という形もできます。
コンビニオーナーなら、
店舗利益
+
資産形成
+
不動産
という形もできます。
事業家なら、
事業利益
+
金融資産
+
不動産
という形もできます。
コンビニオーナーは「店舗経営+資産形成」と相性がいい
第145話でも書きましたが、私は、
コンビニ経営だけに自分の将来を依存しない
ことが重要だと考えています。
コンビニオーナーは、
ミドルリスク・ミドルリターン。
だからこそ、
店舗で利益を作る。
↓
必要な運転資金を確保する。
↓
適切な税務対策を行う。
↓
その利益の一部を資産へ移す。
↓
店舗以外の資産を育てる。
↓
将来の選択肢を増やす。
という考え方ができます。
「安定」と「自由」はトレードオフになりやすい
サラリーマンは、
安定性が高い代わりに自由度が低い。
事業家は、
自由度が高い代わりにリスクも高い。
コンビニオーナーは、その中間に位置します。
だから、
「ほどほどのリスクを取って、ほどほどのリターンを狙う」
という考え方には、コンビニ経営は意外と合っています。
ただし、
「ほどほど」という言葉には注意が必要です。
コンビニオーナーも立派な経営者です。
人を雇い、
店舗を経営し、
資金を管理し、
利益を出す責任があります。
決して「楽な中間」ではありません。
自分に合ったリスクを選ぶ
結局のところ、
正解は人によって違います。
安定を重視するならサラリーマン。
自分で経営しながら、ある程度確立された仕組みを利用したいならコンビニオーナー。
大きなリスクを取って、大きな事業を作りたいなら事業家。
どれを選ぶにしても、
自分がどこまでリスクを取れるのか
を理解しておくことが重要です。
そしてもう一つ大切なのは、
一つの収入源に依存しないこと。
サラリーマンでも資産形成はできます。
コンビニオーナーでも資産形成はできます。
事業家でも資産形成はできます。
まとめ|「働き方」ではなく「組み合わせ」で考える
サラリーマンには、
安定した給与と社会保障
という強みがあります。
一方で、
収入や働き方の自由度には限界
があります。
コンビニオーナーには、
既存のブランドや仕組みを利用しながら経営できること
に加えて、
事業経営者として税務・資産形成の選択肢を持てる
という強みがあります。
一方で、
売上・人件費・人手不足・時間・本部制度などの経営リスク
を負います。
そして事業家には、
大きな自由度と大きな利益の可能性
があります。
その一方で、
失敗したときの責任も大きい。
私は、この3つを単純に、
「どれが一番いい」
と考える必要はないと思っています。
大切なのは、
自分に合ったリスクとリターンを選ぶこと。
そして、選んだ働き方で得た収入の一部を、
店舗以外の資産へ変えていくこと。
そうすれば、
「この仕事を続けるしかない」
という状態から、
「自分で選べる」
状態に少しずつ近づいていきます。
サラリーマンだから資産形成できないわけではありません。
コンビニオーナーだから成功するわけでもありません。
事業家だから自由になるとも限りません。
重要なのは、
自分の働き方から得た利益を、どう資産に変えていくか。
ということです。
コンビニオーナーは、
ミドルリスク・ミドルリターン。
だからこそ、
店舗経営で利益を作り、税務面でも適切に対策し、その利益を資産形成へ回して将来の選択肢を増やす。
私は、この組み合わせがコンビニオーナーにとって非常に相性の良い戦略だと考えています。
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