はじめに
こんにちは、コンビニ大家です。
前回は、このブログで発信したいことをお話ししました。
今回は、数ある事業の中から、なぜ私がコンビニ経営という道を選んだのか、その理由をお話しします。
「コンビニが好きだったからですか?」
これまで何度も聞かれてきた質問ですが、答えは違います。
私は当時、コンビニで買うものといえばコーヒーくらいでした。
それでもコンビニ経営を選んだのは、当時の自分にとって最も成功する可能性が高いビジネスだと考えたからです。
売上を作る自信はありませんでした
私は営業が得意な人間ではありません。
飛び込み営業で契約を取るようなタイプでもありませんし、新しい商品やサービスをゼロから生み出す才能があるとも思っていませんでした。
「自分で集客し、自分で商品を売る。」
そんな商売では成功できる自信はありませんでした。
一方で、会社員時代から経験してきたことがあります。
人を管理すること。
モノを管理すること。
お金を管理すること。
予算を立て、数字を分析し、改善を繰り返すこと。
そうした仕事には自信がありました。
今振り返れば、私は起業家というより経営者タイプだったのだと思います。
私は「コンビニオーナーは経営者」だと考えています
これは私自身の考えですが、コンビニオーナーは起業家というより経営者です。
商品開発は本部。
物流も本部。
POSシステムも本部。
商品政策も販促も本部。
全国で積み重ねてきたブランド力も本部が築いてきたものです。
加盟店オーナーの仕事は、その仕組みを最大限に活用し、店舗を運営しながら利益を残すことです。
だから私は、売上が良かったとしても、それを自分の実力だと思ったことはありません。
売上には、立地や商圏、ブランド力、本部のノウハウなど、自分では変えられない要素が数多くあります。
一方で、人件費や廃棄、発注精度、作業効率などは、自分の判断で改善できます。
私が責任を持つべきなのは、
「利益が残る経営をすること」
だと考えていました。
この考え方は、開業から10年以上経った今でも変わっていません。
「再現性」が決め手でした
私がコンビニ経営に最も魅力を感じたのは、
再現性が高いビジネスだということです。
全国には数多くのコンビニオーナーがいます。
その全員が、特別な才能を持っているわけではありません。
会社員から独立した人。
異業種から転職した人。
夫婦で挑戦した人。
さまざまな経歴の人が経営しています。
私は、
「普通の人でも経営できている。」
という事実に大きな安心感を持ちました。
もちろん、誰でも成功できるという意味ではありません。
しかし、努力する方向が明確で、改善を積み重ねれば結果につながりやすいビジネスだと感じたのです。
売上をある程度予測できることも魅力でした
説明会では、地区平均の日販は約65万円と説明を受けました。
私は、
「仮に2割低くても日販50万円あれば生活できる。」
そう計算していました。
実際には、この予測は大きく外れます。
開業直後の平均日販は30万円台でした。
それでも、立地や商圏からある程度売上を予測できることは、ゼロから集客する事業にはない安心感がありました。
もちろん、数字だけを信じてはいけないことは、この後すぐに身をもって知ることになります。
私は「利益」を管理したかった
私は売上を何倍にも伸ばすような経営者ではありません。
しかし、
人件費。
廃棄。
発注精度。
作業効率。
こうした数字を改善し、利益を積み重ねることには自信がありました。
私は昔から、
「売上を追うより、利益を残すことが経営だ。」
と考えています。
利益が残れば、設備投資ができます。
人にも投資できます。
そして利益は、将来の資産形成にもつながります。
この考え方が、その後の私の経営の土台になりました。
開業資金も現実的でした
私が開業した当時は、
加盟金や研修費など約250万円。
さらに生活資金として約400万円を準備しました。
決して小さな金額ではありません。
しかし、飲食店などをゼロから開業することを考えれば、挑戦しやすい金額だと感じました。
※契約内容や制度は当時のものであり、現在とは異なる場合があります。
今でも、この選択は間違っていなかったと思っています
開業後は、決して順風満帆ではありませんでした。
売上は想定を下回りました。
休みもありません。
オーナー夫婦の時給が最低賃金を下回る時期も経験しました。
「こんなはずじゃなかった。」
そう思う日も何度もありました。
それでも私は、コンビニ経営を選んだことを一度も後悔していません。
本業で利益を積み重ねる。
その利益を不動産や株式へ再投資する。
利益が資産となり、資産が信用を生み、その信用が次の挑戦につながる。
私は、この流れをコンビニ経営から学びました。
だから私は、コンビニが好きだったからこの仕事を選んだのではありません。
自分の能力。
経験。
資金力。
そして性格。
それらを冷静に分析した結果、当時の自分にとって最も成功する可能性が高い仕事が、コンビニ経営だったのです。
まとめ
事業には向き・不向きがあります。
私には、新しいものを生み出す才能よりも、仕組みを改善し、利益を積み重ねる経営の方が向いていました。
だからコンビニ経営を選びました。
10年以上経営を続けてきた今も、
「自分の強みを理解し、その強みが生かせる仕事を選ぶこと」
これが長く経営を続けるために最も大切なことだと感じています。
次回予告
「コンビニオーナーって、本当に儲かるの?」
これは説明会でも、知人からも最も多く聞かれた質問です。
実際のところ、コンビニ経営は儲かるのでしょうか。
次回は、開業当初の売上や利益、借入、そして私が経験した厳しい現実を交えながら、コンビニオーナーのお金事情を本音でお話しします。
第3話|コンビニオーナーは儲かる?10年以上経営した私が本音で答えます
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