こんにちは、コンビニ大家です。
結論から言います。
私は、3号店を出さないことにしました。
理由は、コンビニ経営が嫌になったからではありません。
10年以上コンビニを経営してきたからこそ、現在のビジネスモデルでは、店舗数を増やして売上を伸ばし続けても、それに比例して利益を増やしていくことは難しいと考えるようになったからです。
特に大きいのが、人件費の上昇です。
インフレによってアルバイトの時給は上げていかなければなりません。
それは必要なことです。
しかし、アルバイトの待遇を改善するだけではありません。
責任を背負う店長や社員の待遇も、同時に考えなければなりません。
ところが現在のコンビニ経営では、売上が伸びても、人件費や社会保険料などの上昇によって利益が圧迫される可能性があります。
私は、これから先も人を増やし続け、店舗を増やし続けることに、自信を持てなくなりました。
だからこそ、
3号店を出すよりも、今いる社員やスタッフの労働環境を整え、自分自身も資産形成を進める。
そして、会社だけに人生を依存しない。
それが、今の私が考えている経営の方向です。
3号店を出さないと決めた理由
コンビニ経営を始めた頃の私は、
「2店舗より3店舗」
「3店舗より4店舗」
と、店舗数を増やしていくことが会社の成長だと思っていました。
実際、2号店を出店したことで会社の売上は大きくなりました。
しかし、売上が増える一方で、経営者として背負うものも増えていきました。
店舗が増えれば、
人が必要になります。
店長が必要になります。
社員が必要になります。
採用も必要です。
教育も必要です。
労務管理も複雑になります。
そして、人が増えれば、それだけ人間関係の問題も増えていきます。
第20話から第22話で書いたように、私は2号店の経営を通じて、人を雇うことの責任の重さを実感しました。
だから3号店を考えた時、
「売上はいくら増えるのか」
だけではなく、
「その店舗で働く人たちに、私は最後まで責任を持てるのか」
と考えるようになりました。
売上が増えても、利益が増えるとは限らない
現在のコンビニ経営を考えるうえで、私が最も気になっているのが人件費です。
コンビニは、人材集約型のビジネスです。
店舗を営業するためには、人が必要です。
24時間営業なら、なおさらです。
売上を増やすために店舗を増やせば、それだけ必要な人員も増えます。
しかし、ここで問題があります。
売上の成長率より、人件費の上昇率が高ければ、利益は減ってしまいます。
例えば、売上が5%増えたとしても、
人件費が8%増える。
社会保険料も増える。
光熱費も増える。
その他の経費も増える。
そうなれば、
「売上は増えたのに、利益は増えない」
ということが起こります。
私は10年以上経営してきて、この問題を以前より強く意識するようになりました。
アルバイトの給料は上げたい
もちろん、私はアルバイトの給与を上げることに反対しているわけではありません。
むしろ、これからの時代は、働いてくれる人に適正な給与を支払うことが必要だと思っています。
物価が上がっているのに、給与だけ据え置きでは生活が苦しくなります。
だから、
働いてくれるスタッフの時給を上げる。
これは経営者として必要なことです。
しかし、問題はその先です。
店長や社員の待遇も考えなければならない
コンビニでは、アルバイトだけで店舗を運営することはできません。
その上に、
社員がいて、
店長がいて、
店舗全体の責任を背負っています。
採用。
教育。
シフト管理。
労務管理。
売上管理。
発注。
スタッフとの人間関係。
トラブル対応。
そして、最終的な店舗運営の責任。
店長や社員には、アルバイトとは違う責任があります。
だから本来なら、
責任が重くなるほど、待遇も引き上げていかなければならない。
私はそう考えています。
しかし、正直に言えば、
現在のコンビニ経営の収益構造で、それを将来にわたって十分に実現していける自信がありません。
ここが、私が3号店を出さない大きな理由の一つです。
「人を増やせば成長する」経営から距離を取る
以前の私は、
店舗を増やす=会社が成長する
と考えていました。
しかし今は違います。
人を増やさなければ売上を増やせない。
人を増やせば人件費が増える。
責任を持つ社員や店長も必要になる。
そして、人が増えれば、経営者が背負う責任も増えていく。
この構造を考えると、私は、
人を増やし続けることで成長する経営から、少しずつ距離を取りたい
と思うようになりました。
もちろん、今のコンビニ事業を大切にすることは変わりません。
店舗を安定させる。
スタッフの待遇を改善する。
労働環境を整える。
店長や社員が無理なく働ける環境をつくる。
まずは、今ある会社を強くすることを優先したいと思っています。
だからこそ「副業」という選択肢を大切にしたい
では、社員や店長の収入をどう考えるのか。
私は、
会社ができることには限界がある
と思っています。
会社として給与を上げる努力は当然します。
労働環境も改善します。
しかし、それだけでは十分ではないかもしれません。
だから私は、本人が希望するのであれば、
副業や資産形成という選択肢を持ってほしい
と考えています。
もちろん、本業に支障が出るような副業を勧めたいわけではありません。
会社としての労働環境や待遇を整えたうえで、
本業以外にも収入を得る方法を持つ。
株式投資などで資産を形成する。
将来の選択肢を少しずつ増やしていく。
そうした考え方です。
社員を守ることと、会社を大きくすることは同じではない
経営者になった頃の私は、
「会社を大きくすることが社員のためになる」
と考えていました。
しかし、今は少し違います。
店舗を増やして会社が大きくなっても、
社員の責任だけが増える。
店長の負担だけが増える。
利益が十分に増えない。
そんな経営では意味がありません。
私は、
会社の規模を大きくすることより、今働いてくれている人たちが安心して働ける会社をつくることの方が大切
だと思うようになりました。
だから3号店を出さないことは、成長を諦めることではありません。
成長の方向を変えることです。
私自身も「コンビニ以外の資産」をつくる
そして、これは社員やスタッフだけの話ではありません。
私自身も、
コンビニだけに依存しない人生
をつくる必要があると考えています。
コンビニ経営。
不動産。
株式投資。
そして、このブログ。
これらを組み合わせながら、少しずつ収入源や資産を分散しています。
もちろん、どれも簡単にお金が増えるものではありません。
時間も必要です。
勉強も必要です。
失敗することもあります。
それでも私は、一つの事業だけに人生を依存するより、
複数の柱を持つ方が、将来の選択肢は増える
と考えています。
なぜ私はブログを始めたのか
このブログも、その考え方の延長線上にあります。
最初から、
「ブログで大きく稼ごう」
と思って始めたわけではありません。
10年以上コンビニを経営してきて、
「この経験を誰かの役に立てられないか」
と思ったことがきっかけでした。
コンビニ経営の数字。
人材問題。
本部との関係。
資産形成。
不動産投資。
株式投資。
自分が経験したことを、できるだけ正直に残していく。
それが、このブログの目的です。
もちろん、将来的に収益につながれば嬉しいです。
しかし、それだけではありません。
自分の経験そのものを、新しい資産に変えていく。
私はそんな感覚でブログを書いています。
3号店より、人生の選択肢を増やしたい
3号店を出せば、会社の売上は増えるでしょう。
もしかすると利益も増えるかもしれません。
しかし、それと引き換えに、
新しい社員を採用する。
新しい店長を育てる。
新しいスタッフを集める。
新しい人間関係をつくる。
新しい責任を背負う。
その先に、本当に自分が望んでいる人生があるのか。
私は何度も考えました。
そして出した答えが、
「今は3号店を出さない」
という決断でした。
店舗を増やすことより、
今いる人を守る。
労働環境を整える。
社員やスタッフが安心して働ける環境をつくる。
そして、自分自身もコンビニ以外の資産を増やしていく。
その方が、今の私には合っています。
10年以上経営して、コンビニ経営の目的が変わった
コンビニ経営を始めた頃は、
「もっと売上を増やしたい」
と思っていました。
2号店を出した時には、
「会社をもっと大きくしたい」
と思っていました。
しかし10年以上経った今は違います。
私がコンビニ経営を続ける目的は、
店舗数を増やすことではありません。
働いてくれる人たちに仕事を提供する。
できる限り良い労働環境をつくる。
会社を安定させる。
そして、コンビニ事業から得た利益や経験を、次の資産形成につなげる。
それが今の私の考えるコンビニ経営です。
「自由」の意味も変わりました
以前の私は、
自由とは、
「好きな時に休めること」
だと思っていました。
しかし、経営を10年以上続けて考え方が変わりました。
本当の自由とは、
「嫌なことを我慢しなくていいこと」だけではありません。
何か一つの仕事に依存しなくてもいい。
収入源を一つにしなくてもいい。
困った時に選択肢がある。
働き方を自分で選べる。
家族との時間を大切にできる。
そうした状態こそが、私にとっての自由です。
だから今は、
お金を増やすことそのものではなく、選択肢を増やすこと
を目指しています。
まとめ
私は3号店を出さないことにしました。
それは、コンビニ経営を諦めたからではありません。
10年以上経営してきたからこそ、
人材集約型のビジネスを際限なく拡大することには限界がある
と考えたからです。
インフレによってアルバイトの給与を上げていく必要があります。
同時に、責任を背負う社員や店長の待遇も考えなければなりません。
しかし、現在のコンビニの収益構造では、それを十分に実現しながら店舗を増やし続けることに、私は自信を持てません。
だから、
3号店を出すより、今いる人を守る。
店舗を増やすより、労働環境を整える。
会社だけに収入を依存するのではなく、副業や資産形成という選択肢を持つ。
そして私自身も、
コンビニ経営・不動産・株式投資・ブログ
と、少しずつ資産と収入の柱を増やしていく。
これが、10年以上コンビニを経営してきた私が出した現在の答えです。
コンビニ経営の目的は、
店舗数を増やすことではありません。
働いてくれる人を守りながら会社を安定させ、そこで得た利益と経験を次の資産につなげる。
そして、
自分と家族、社員やスタッフの将来の選択肢を増やしていくこと。
それが、今の私にとってのコンビニ経営です。
そして、この考えに至ったからこそ、私は資産形成について学び、それをこのブログにも記録しています。
「コンビニを何店舗持つか」ではなく、「コンビニ経営を通じて、どんな人生をつくるのか」。
10年以上経営して、私はそこを考えるようになりました。


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