コンビニオーナーになるには実際いくら必要だった?|私の開業資金と借入のリアル【第4話】

現場で考えるのは「次の10年」のこと 体験談

はじめに

こんにちは。コンビニ大家です。

前回は、「コンビニオーナーは本当に儲かるのか」というテーマで、利益を残す経営についてお話ししました。

今回は、多くの方が最初に気になる**「開業資金」**についてです。

説明会へ行くと、多くの方が最初に聞く質問があります。

「実際にいくら必要なんですか?」

私も説明会に参加した当時、一番気になっていたのは資金のことでした。

今回は、私が実際に準備した開業資金と、そのときの心境をお話しします。

※契約内容や必要資金は契約時期や契約形態によって異なります。この記事は、私が開業した当時の実体験です。


私が実際に準備した開業資金

私が開業時に準備した資金は、次のとおりです。

  • 自己資金 約250万円
  • 親からの借入 約400万円
  • 本部からの商品在庫資金借入 約600万円

当時、本部から求められた必要資金は約650万円でした。

しかし、私自身が準備できた自己資金は250万円しかありませんでした。

残りは親から借りるしかありませんでした。

当時は、それ以外に方法はなかったのです。


地方サラリーマンに250万円は大金でした

当時の私は30代前半の地方サラリーマンでした。

妻もいて、家族を養う立場です。

今なら250万円という金額を冷静に見ることができます。

しかし当時は違いました。

何年もかけて少しずつ貯めた大切なお金です。

簡単に用意できる金額ではありません。

その貯金を一度に使うことに、不安がなかったと言えば嘘になります。

それでも私は、

「未来への投資になる。」

そう信じて独立を決断しました。


足りない400万円は親に借りました

不足していた400万円は、親にお願いしました。

当然、最初は大反対されました。

安定した会社を辞める。

家族がいる。

借金までして独立する。

親から見れば、心配になるのは当然だったと思います。

私も簡単に納得してもらえるとは思っていませんでした。

何度も話し合い、自分の考えを説明しました。

最終的に、

「3か月だけ。」

という約束で貸してもらえることになりました。

この時のことは今でも忘れられません。

応援というより、「そこまで言うなら信じてみよう」という親の覚悟も感じました。

だからこそ、私は絶対に約束を守ろうと思いました。


本部へ支払ったのは約250万円でした

誤解されやすいのですが、本部から求められた約650万円を、そのまま本部へ支払ったわけではありません。

実際に本部へ支払ったのは約250万円です。

内訳は、

  • 保証金 約100万円
  • 釣銭準備金 約50万円
  • オーナー研修費 約50万円
  • オープンセール費用 約50万円

合計で約250万円でした。

では、親から借りた400万円は何に使ったのでしょうか。

これは本部への支払いではありません。

生活資金として十分な残高があることを示すために、口座へ預けていた資金です。

開業直後は利益が安定しません。

その間も生活は続きます。

万が一に備えるためにも、この資金は必要でした。


開業初日から600万円の借金でした

さらに、店舗の商品在庫として約600万円が必要でした。

この資金は本部から借りています。

つまり私は、

開業初日から約600万円の借金を背負ってスタートしたことになります。

もちろん、返済シミュレーションは何度も行いました。

数字の上では理解していました。

それでも契約書にサインする瞬間は、本当に緊張しました。

「これで後戻りはできない。」

そんな思いが頭をよぎりました。

念のため、私はボイスレコーダーまで持参しました。

契約内容を後から確認できるようにしておきたかったのです。

今思えば少し大げさだったかもしれません。

しかし、あの日は人生を懸けた決断でした。

慎重になって当然だったと思います。


親への借金は3か月で返済しました

開業後、親から借りた400万円は約3か月で返済することができました。

返済できた時は、本当に安心しました。

「これでようやく親に顔向けできる。」

そんな気持ちだったことを今でも覚えています。

もちろん、本部から借りた約600万円は残っています。

本当の勝負は、そこから始まりました。


一番大変だったのは「覚悟」でした

今振り返ると、一番大変だったのは資金を集めることではありません。

借金を背負う覚悟。

親に頭を下げる覚悟。

安定した会社員を辞める覚悟。

家族を守る責任を背負う覚悟。

人生を変える決断には、お金以上に覚悟が必要でした。

そして、その覚悟があったからこそ、苦しい時期も逃げずに乗り越えられたのだと思います。


まとめ

開業資金は決して小さな金額ではありません。

だからこそ、勢いだけで契約するのではなく、自分自身で何度もシミュレーションを行い、リスクを理解した上で判断することが大切です。

私も不安はありました。

それでも、

「自分で決めた人生を歩みたい。」

その思いが、不安を上回りました。

今思えば、あの250万円は単なる開業資金ではありません。

人生を変えるための投資でした。

そして、親から借りた400万円には、お金だけではなく、信頼も含まれていました。

だからこそ、私はその信頼に応えたい一心で経営に向き合ってきました。


次回予告

親に反対されながらも、なぜ私は会社員を辞める決断をしたのでしょうか。

当時の私は、安定した会社員生活を捨てることへの不安と、自分の人生を変えたいという思いの間で何度も葛藤しました。

次回、第5話

「親の反対を押し切って独立した理由|会社員を辞める決断ができたワケ」

当時の会社員生活や、独立を決意するまでの本音をお話しします。

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