こんにちは、コンビニ大家です。
私は10年以上コンビニを経営してきました。
その中で、本部へ何度も伝えてきたことがあります。
それは、
「これからのコンビニ経営は、本業だけでなく、副業としても成立する仕組みを目指すべきではないか。」
ということです。
これは、コンビニ経営を否定しているわけではありません。
むしろ私は、コンビニという業態には、これからも大きな価値があると思っています。
だからこそ、
時代に合わせて経営の仕組みを進化させる必要がある
と考えています。
コンビニはこれからも社会に必要
私は、
「近くて便利」
という価値は、これからも変わらないと思っています。
24時間営業。
ATM。
公共料金の収納。
宅配便。
災害時のライフライン。
高齢者の買い物を支える拠点。
コンビニは単なる小売店ではありません。
地域社会を支える社会インフラです。
だから私は、
コンビニという業態そのものがなくなるとは考えていません。
変えるべきなのは、
「近くて便利」という価値ではなく、その価値を支える経営の仕組みです。
デフレ時代の成功モデルは限界を迎えている
私たちが経験してきた日本は、長いデフレ経済でした。
その時代は、
人口も今ほど減っておらず、
最低賃金の上昇も緩やかでした。
しかし現在は違います。
人口減少。
人手不足。
最低賃金の上昇。
社会保険料の増加。
物価高。
社会は大きく変化しました。
それにもかかわらず、
店舗運営の仕組みは20年前と大きく変わっていません。
私は、
デフレ時代に成功したビジネスモデルだけでは、これからの時代を乗り越えることは難しい
と感じています。
私が一番難しいと感じてきたこと
私は10年以上コンビニを経営してきました。
その中で、一番難しいと感じてきたのは、
商品管理でも、
発注でも、
売上を上げることでもありません。
「人に依存する経営」です。
コンビニは一店舗一店舗が小さな会社です。
店長一人。
社員一人。
その存在が会社全体の利益を大きく左右します。
病気。
退職。
家庭の事情。
誰も悪くありません。
しかし、一人欠けるだけで店舗運営は大きく変わります。
新しい人材を採用しても、
すぐに同じレベルで仕事ができるわけではありません。
教育には時間がかかります。
経験も必要です。
私は、この人への依存度が高い経営こそ、これからのコンビニ経営における最大の課題だと考えています。
人海戦術から少数精鋭へ
私は、
これからのコンビニ経営は、人海戦術では限界があると思っています。
人口は減り続けます。
働く人も減ります。
その中で今までと同じ仕組みを続ければ、
現場の負担は増える一方です。
だから必要なのは、
少ない人数でも高い生産性を発揮できる仕組み
です。
AI。
DX。
セルフレジ。
発注支援。
シフト作成。
売場分析。
予算管理。
こうした業務は、今後さらにシステム化されていくでしょう。
私は、
AIは人を減らすためではなく、
人にしかできない仕事へ集中するための道具
だと思っています。
教育。
人材育成。
売場づくり。
地域とのつながり。
お客様とのコミュニケーション。
こうした仕事に時間を使える組織ほど、これから強くなるはずです。
私が目指しているのは、
人海戦術の経営ではありません。
洗練された人材が、少数精鋭で店舗を運営する経営です。
副業として成立する仕組みへ
私は以前から本部へ、
「副業として成立するコンビニ経営を目指してほしい。」
と提案しています。
これは、
オーナーを楽にしたいという話ではありません。
加盟店不足。
後継者不足。
人手不足。
こうした問題を考えると、
本業一本で人生を賭ける経営だけでは、
加盟希望者は今後さらに減っていくでしょう。
しかし、
AIやDXによって生産性が向上し、
オーナーが店舗に四六時中いる必要がなくなれば、
働き方は大きく変わります。
本業を持ちながら経営する。
複数の収入源を持ちながら経営する。
夫婦で役割分担をしながら経営する。
そんな柔軟な経営スタイルも可能になるはずです。
私は、
コンビニ経営のハードルを下げることが、
加盟者不足の解決にもつながると考えています。
私自身も、そのような仕組みが実現するのであれば、
もう一度出店を真剣に考えたいと思っています。
本部と加盟店は同じ未来を見るべき
私は、
本部と加盟店は対立する関係ではないと思っています。
本部が利益を上げる。
加盟店も利益を残す。
スタッフも安心して働ける。
この三者が同じ方向を向いて初めて、
強いチェーンになります。
だから私は、
本部には、
時代に合わせた新しいビジネスモデル
を示してほしいと思っています。
加盟店が法令を守りながら利益を残せる仕組み。
管理監督者が適正な待遇を維持できる仕組み。
AIやDXを積極的に活用し、生産性を高める仕組み。
こうした未来を示すことが、
加盟店の意識も、
本部社員の意識も変え、
結果としてチェーン全体を強くしていくのではないでしょうか。
まとめ
私は未来を悲観しているわけではありません。
むしろ、
コンビニには、まだまだ可能性があると思っています。
「近くて便利」
という価値は、
人口減少社会だからこそ、これからさらに必要になります。
だから私は、
守るべきものは守る。
変えるべきものは変える。
その姿勢が重要だと考えています。
人に依存する経営から、
仕組みで利益を生み出す経営へ。
人海戦術から、
洗練された人材が少数精鋭で活躍できる経営へ。
私は、その進化こそが、これからのコンビニ業界に必要だと思っています。
本部と加盟店は対立する存在ではありません。
同じ未来をつくるビジネスパートナーです。
だからこそ私は、これからも現場のオーナーとして、一つひとつの経験を発信し、時代に合った新しいコンビニ経営の姿を提案し続けていきたいと思っています。
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