コンビニオーナーの仕事とは?|人を守り、利益を守り、会社の未来をつくる【第37話】

体験談

こんにちは、コンビニ大家です。

コンビニオーナーの仕事は、現場で誰よりも働くことだけではありません。

10年以上コンビニを経営してきて、私はそう考えるようになりました。

もちろん、開業当初は私も毎日のように店舗に入りました。

レジ、品出し、発注、清掃、スタッフ教育、クレーム対応。

人が足りなければ自分がシフトに入り、店長やスタッフが休めなければ、自分が穴を埋める。

そんな毎日でした。

しかし、長く経営していくためには、それだけではいけません。

今の私が一番重要だと考えている仕事は、

人を育てること。
利益を守ること。
社員やスタッフが働き続けられる環境をつくること。
そして、会社の未来を考えること。

です。

そのためには、オーナー自身が現場から少しずつ離れられる体制をつくる必要があります。

これは、オーナーが楽をするためではありません。

社員やスタッフを守り、会社を長く続け、自分自身の人生にも時間を残すためです。


開業当初は私も現場で働いていました

開業したばかりの頃は、

「自分が働けば何とかなる」

と思っていました。

実際、自分が現場に入れば、その日の問題は解決します。

人が足りなければ自分が入る。

スタッフが休めなければ自分が代わる。

店長が困っていれば自分が対応する。

短期的には、それで店舗を運営できます。

しかし、それを続けていると、

オーナーがいなければ店舗が回らない

という状態になってしまいます。

オーナー自身が現場に縛られ、会社全体を見る時間がなくなってしまうからです。


オーナーが現場から離れることは「楽をすること」ではない

私は、オーナーが現場から離れることを、

「仕事をしなくなること」だとは考えていません。

むしろ、現場から離れるためには、それまで以上に経営について考える必要があります。

店長を育てる。

社員を育てる。

スタッフを育てる。

業務を整理する。

責任の所在を明確にする。

店長や社員が自分で判断できる環境をつくる。

こうした仕組みができて初めて、オーナーは現場から離れることができます。

つまり、

現場から離れることは、経営から離れることではありません。

経営に集中するために、現場を任せられる状態をつくることです。


現場から離れると、シフトに余力が生まれる

私が現場から離れることで感じた大きなメリットの一つが、

シフトに余力が生まれることです。

オーナーが毎日のようにシフトへ入っている状態では、オーナー自身が人手不足を補っているだけです。

しかし、オーナーが現場に入らなくても店舗が回る体制をつくれば、

急な欠勤にも対応しやすくなります。

社員が休みを取りやすくなります。

店長が無理な勤務を続けなくてもよくなります。

スタッフにも余裕が生まれます。

結果として、

社員やスタッフの労働環境を改善することにつながります。

私はここが非常に重要だと思っています。


店長や社員を守るためにも「余力」が必要

コンビニ経営では、店長や社員に大きな責任を背負ってもらうことがあります。

店舗運営。

スタッフ管理。

発注。

売上や利益の管理。

トラブル対応。

本部とのやり取り。

責任が増えれば、本来は待遇もそれに見合うようにしていかなければなりません。

しかし現在のコンビニ経営では、人件費の上昇が続いています。

アルバイトの時給を上げることは必要です。

一方で、管理者である店長や社員の待遇まで同じように引き上げ続けることについては、私は今でも簡単ではないと感じています。

だからこそ私は、

待遇だけではなく、労働環境そのものを良くすることも重要

だと考えています。

無理な勤務を減らす。

休みを取りやすくする。

責任を一人に集中させない。

そして、副業なども含めて、働く人自身の収入や人生の選択肢を増やしていく。

これも経営者が考えるべきことだと思っています。


オーナーが現場にいるほど「経営の勉強」ができなくなる

もう一つ、現場から離れることで生まれる大きなものがあります。

それが、

時間です。

現場に毎日入っていると、一日はあっという間に終わります。

今日の売上。

今日の発注。

今日のシフト。

今日のトラブル。

目の前の問題を解決するだけで精一杯です。

しかし、経営者には、

人件費の上昇。

物価高。

税金。

社会保険。

本部制度の変更。

AI。

人口減少。

コンビニ業界の将来。

こうしたことを考える時間も必要です。

さらに、

不動産投資。

株式投資。

税務。

資産形成。

会社経営。

こうしたコンビニ以外の勉強も必要になります。

私は現在、コンビニ経営だけでなく、資産形成についても勉強しています。

それができるのは、

自分が現場にいなくても店舗が回る時間を少しずつつくってきたからです。


時間の余裕は、心身の余裕につながる

そして、10年以上経営してきて、もう一つ実感していることがあります。

それは、

時間の余裕が、心身の余裕につながる

ということです。

「誰かが休んだら自分が出なければならない」

という状態では、休日でも心から休むことができません。

店舗から電話が来れば対応する。

トラブルがあれば店舗へ向かう。

常に店舗のことを考えている。

これでは、体だけ休んでいても、心は休まりません。

だから私は、

経営者自身が休める会社をつくることも、経営者の仕事

だと思っています。


生まれた時間を、自分のためにも使う

現場から離れることで生まれた時間は、何もせず過ごすためだけのものではありません。

家族との時間。

趣味の時間。

本を読む時間。

新しいことを学ぶ時間。

資産形成について考える時間。

そして、

自分自身の人生について考える時間。

私は、こうした時間にも大きな価値があると思っています。

コンビニ経営を始めた理由も、最終的には、

自分の人生を自分で選択したい

という思いがあったからです。

だから、コンビニを経営することで自分の時間がすべてなくなってしまうのであれば、本来の目的から離れてしまいます。


オーナーにしかできない仕事がある

では、オーナーは現場に入らなくなって何をするのか。

私は、

会社の未来を考える

ことだと思っています。

来月の利益。

一年後の人件費。

数年後の店舗運営。

社員の待遇。

スタッフの労働環境。

資金繰り。

設備投資。

税金。

資産形成。

コンビニ以外の収入源。

こうしたことを考え、判断する。

これは、現場で働くスタッフに任せる仕事ではありません。

だからこそ、

オーナーが現場から離れることは、経営から離れることではありません。

会社全体を見るために、必要な距離を取るということです。


3号店を増やすことだけが成長ではない

以前の私は、

店舗数を増やすことが会社の成長

だと思っていました。

しかし、10年以上経営して考え方が変わりました。

3号店を出せば売上は増えるかもしれません。

でも同時に、

人材が必要になります。

管理者が必要になります。

人件費も増えます。

オーナーが背負う責任も増えます。

そして現在のコンビニ経営では、売上が伸びても、それ以上に人件費が上昇すれば、利益が同じように増えるとは限りません。

だから私は、

店舗を増やすことより、今ある店舗に余力をつくること

を重視するようになりました。


私が目指しているのは「余力のある会社」

私が目指している会社は、

売上が最大の会社でも、

店舗数が多い会社でもありません。

余力のある会社です。

シフトに余力がある。

社員に余力がある。

店長に余力がある。

オーナーにも余力がある。

その余力があるから、

誰かが休んでも対応できる。

トラブルが起きても冷静に判断できる。

新しいことを学べる。

会社の未来を考えられる。

そして、自分の人生にも時間を使える。

私は、

この「余力」こそ、長く経営を続けるための大切な資産

だと思っています。


経営とは、限界まで働くことではない

コンビニ経営を始めた頃の私は、

「自分が頑張れば何とかなる」

と思っていました。

10年以上経った今は違います。

自分が頑張り続けなくても会社が回る仕組みをつくること。

そのために人を育てる。

仕事を任せる。

シフトに余力をつくる。

社員やスタッフの労働環境を改善する。

そして、自分自身にも時間を残す。

その時間で経営を学び、資産形成を考え、会社の未来をつくっていく。

私はこれが、

長く経営を続けるためのオーナーの仕事

だと思っています。


まとめ

コンビニオーナーの仕事は、現場作業だけではありません。

レジ、品出し、発注などは店舗運営に必要な仕事です。

しかし、オーナーが永遠に現場を担当する必要はありません。

オーナーの重要な仕事は、

人を育てること。

利益を守ること。

社員やスタッフの働く環境を整えること。

そして、

会社の未来を考えることです。

現場から離れることができれば、シフトに余力が生まれます。

その余力が、社員やスタッフの休みやすさにつながります。

オーナー自身にも時間が生まれます。

その時間でコンビニ経営を学び、経営そのものを学び、不動産や株式投資など資産形成についても勉強できる。

そして何より、

心身ともに余裕が生まれ、自分の人生のために時間を使えるようになります。

私は10年以上コンビニを経営してきて、

経営とは、限界まで働くことではなく、余力をつくること

なのだと思うようになりました。

3号店を出して会社を大きくすることだけが、経営者の成長ではありません。

人を守りながら、利益を守る。

社員やスタッフが安心して働ける環境をつくる。

そして、会社と自分自身の将来の選択肢を増やしていく。

店舗を大きくすることより、働く人と自分の未来を守れる会社をつくる。

それが、10年以上コンビニを経営してきた私が考える、コンビニオーナーの仕事です。

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