コンビニオーナーは「雇われオーナー」なのか?|結論「裁量権の多いサラリーマン」【第27話】

コンビニ経営

こんにちは、コンビニ大家です。

結論から言います

以前、お客様からこんなことを言われたことがあります。

「オーナーと言っても、結局は雇われオーナーみたいなものでしょ。」

私は、その言葉を否定しようとは思いませんでした。

実際、コンビニオーナーは何でも自由に決められる経営者ではありません。

本部との契約があります。

商品や物流の仕組みがあります。

POSシステムがあります。

販売施策もあります。

店舗運営にもルールがあります。

だから、

「完全に自由な経営者か?」

と聞かれれば、私は違うと思います。

しかし、

ルールがあることと、自由がないことは同じではありません。

私は、スポーツやゲームと同じだと思っています。

野球にもルールがあります。

サッカーにもルールがあります。

ゲームにもルールがあります。

何をしてもいいわけではありません。

でも、ルールがあるからこそ、

「この条件の中で、どうすれば勝てるのか」

を考えることができます。

コンビニ経営も同じです。

決められたルールの中で、どんな店をつくり、どんな未来を目指すのか。

そこにオーナーとしての経営があります。


コンビニオーナーは本当に「自由」なのか

世の中には、

「オーナーは社長だから、何でも自分で決められる。」

と思っている方もいるかもしれません。

しかし、実際はそうではありません。

商品は本部が開発します。

物流も本部の仕組みを利用します。

POSシステムもあります。

販売施策もあります。

契約上のルールもあります。

店舗運営にも決められたことがあります。

つまり、

ゼロから自分で事業をつくる経営とは違います。

その意味では、

「雇われオーナーみたいなもの」

という見方にも、一理あると思っています。

ただし、会社員とも違います。


会社員との違いは「自分で決められる範囲」

会社員の場合、

会社の方針に従って仕事をします。

自分が会社そのものの方向性を決める立場ではありません。

一方、コンビニオーナーには、

決められたルールの中で、

自分で決められる部分があります。

どんなスタッフと働くのか。

どんな職場をつくるのか。

どうやって利益を残すのか。

利益を何に使うのか。

将来どうしたいのか。

自分の時間をどう使うのか。

こうした部分には、オーナーの考え方が反映されます。

だから私は、

コンビニオーナーを

「裁量権の多いサラリーマン」

と表現しています。

会社員より自由度は高い。

しかし、完全に自由な経営者でもない。

その中間にある仕事だと思っています。


私がコンビニを選んだ理由

私は、最初から大きな夢を持って起業した人間ではありません。

新しい商品やサービスを考え、

一から会社をつくる自信もありませんでした。

大きな借入をして、

ゼロから事業を立ち上げる勇気もありませんでした。

だから私は、

すでにビジネスモデルが完成していて、

研修制度やサポート体制も整っている、

コンビニというフランチャイズを選びました。

これは私にとって、

大きな意味がありました。

ゼロから事業をつくるのではなく、すでにある仕組みを使って経営する。

それなら、自分にもできるかもしれない。

そう考えたのです。


「つくる」より「改善する」ことが自分には向いていた

私は、自分を起業家だと思ったことはありません。

画期的な商品を生み出す才能があるわけでもありません。

新しいサービスを考えることが得意なわけでもありません。

その代わり、

人を育てること。

数字を管理すること。

利益を残すこと。

仕組みを改善すること。

こうした仕事は好きでした。

ゼロから何かを生み出すことはできなくても、

今ある仕組みを、少しずつ良くしていくことはできる。

振り返ってみると、

それが私の強みだったのだと思います。

だから、

完成されたビジネスモデルを使って経営するコンビニという仕事が、自分には合っていたのだと思います。


ルールがあるからこそ、戦略が生まれる

私は、コンビニ経営をスポーツやゲームに例えることがあります。

野球には、

打順があります。

守備があります。

アウトがあります。

ストライクがあります。

サッカーにも、

決められたルールがあります。

ゲームにも、

できることと、できないことがあります。

しかし、

ルールがあるからこそ、戦略が生まれます。

同じルールの中でも、

どんな戦術を選ぶのか。

どこで勝負するのか。

何を捨てるのか。

何を伸ばすのか。

それによって結果は変わります。

経営も同じです。

コンビニにも、

本部との契約があります。

店舗運営のルールがあります。

自由に変更できないこともあります。

しかし、

その条件の中で、

どうすれば売上を伸ばせるのか。

どうすれば利益を残せるのか。

どうすればスタッフが長く働いてくれるのか。

どうすればお客様に選ばれる店になるのか。

考える余地はたくさんあります。

だから私は、

ルールがあるから面白い。

と思っています。


同じルールでも、経営の結果は同じではない

同じコンビニという仕組みを使っていても、

経営の結果は同じではありません。

売上を伸ばすことを重視する人。

利益を残すことを重視する人。

スタッフの定着を重視する人。

複数店舗を目指す人。

家族との時間を大切にする人。

不動産や株式など、次の資産形成につなげる人。

それぞれ違います。

つまり、

ルールは同じでも、目指すゴールは違っていい。

私はそう思っています。


私が独立した理由

会社員時代、

私は仕事そのものが嫌いだったわけではありません。

評価していただいたこともありました。

出世を勧められたこともあります。

それでも、

私は出世を望みませんでした。

責任が増える。

自由な時間が減る。

競争が激しくなる。

人間関係も複雑になる。

そうした生き方が、

自分には合っていないと思ったからです。

だから私は独立しました。

お金持ちになるためだけではありません。

自分の価値観で仕事をしたかったからです。


利益は目的ではなく、未来をつくるための手段

もちろん、

利益は必要です。

利益がなければ、

スタッフを守ることもできません。

設備投資もできません。

納税もできません。

会社を続けることもできません。

だから、

利益を軽視してはいけません。

しかし、

私は利益そのものを最終目的にはしていません。

利益は、

自分が目指す未来をつくるための手段

だと考えています。

働きやすい職場をつくる。

スタッフの待遇を良くする。

家族との時間を増やす。

将来へ投資する。

資産を築く。

そのために利益があります。

私は、

「利益の先に何をつくるのか」

の方が大切だと思っています。


自由とは「何でもできること」ではない

10年以上コンビニを経営してきて、

「自由」という言葉の意味も変わりました。

若い頃は、

自由とは、

「何でも自分で決められること」

だと思っていました。

今は違います。

限られた条件の中で、自分が進みたい方向を選べること。

それも自由だと思っています。

コンビニには、

本部があります。

契約があります。

ルールがあります。

自分の思い通りにならないこともあります。

それでも、

その中で、

どんな経営をするのか。

どんな会社にするのか。

どんな人生を送りたいのか。

自分で考えて選択することはできます。


まとめ

私は、

コンビニオーナーは誰でも挑戦できる仕事だと思っています。

しかし、

誰でも10年以上続けられる仕事ではありません。

自由な仕事でもありません。

決められたルールがあります。

本部との契約もあります。

自分の思い通りにならないこともあります。

それでも、

ルールがあることと、自由がないことは同じではありません。

スポーツにもルールがあります。

ゲームにもルールがあります。

だからこそ、

その中でどう戦うのかを考えることができます。

コンビニ経営も同じです。

決められたルールの中で、どうすれば自分の目指す未来を実現できるのか。

そこを考えることが、

オーナーの仕事なのだと思います。

私は10年以上コンビニを経営してきて、

こう考えるようになりました。

コンビニ経営とは、自由に何でもできる仕事ではない。

決められたルールの中で、自分なりの戦略を考え、自分らしい未来をつくっていく仕事です。

そして、

ルールがあるからこそ、経営には戦略が生まれる。

これこそが、

私が考えるコンビニオーナーという仕事の面白さです。

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