こんにちは、コンビニ大家です。
前回の記事では、本部とオーナーでは立場が違うというお話をしました。
今回は、その続きを書きたいと思います。
私は10年以上コンビニを経営してきました。
その中で強く感じていることがあります。
本部にはできることと、できないことがあるということです。
この違いを理解しているかどうかで、オーナーとしての考え方は大きく変わると思っています。
本部ができること
セブン‐イレブン本部には、多くのノウハウがあります。
開業前研修。
商品開発。
物流網。
POSデータ。
販売分析。
店舗運営のノウハウ。
新商品の情報。
全国の成功事例。
私は開業以来、本部から本当に多くのことを学びました。
一人では到底ここまで経営を続けることはできなかったと思っています。
だから私は、本部を否定するつもりはありません。
本部があるからこそ、一人ではできない経営ができることも事実です。
本部はビジネスパートナー
一方で、私は本部を「最高のパートナー」とも考えていません。
本部と加盟店は、
ビジネスパートナーです。
同じセブン‐イレブンというブランドを支えていますが、立場は同じではありません。
本部はチェーン全体を考えます。
オーナーは、自店の利益とスタッフの生活を守らなければなりません。
利益が一致することもあります。
しかし、立場が違う以上、利益が相反する場面もあります。
私は、それがフランチャイズという仕組みだと思っています。
だからこそ感情論ではなく、お互いの立場を理解しながら話し合うことが大切だと考えています。
本部にもできないことがある
どれだけ本部が優秀でも、代わることのできない仕事があります。
それは、
人に関する問題です。
スタッフの採用。
教育。
労務管理。
ハラスメントへの対応。
スタッフ同士の人間関係。
メンタルケア。
こうした問題について相談することはできます。
しかし、最後に責任を負うのはオーナーです。
スタッフへ給料を支払うのもオーナー。
働く環境を整えるのもオーナー。
トラブルが起きた時に責任を負うのもオーナーです。
ここだけは、本部に代わってもらうことはできません。
本部社員もオーナーではない
私は担当社員の皆さんを尊敬しています。
実際に助けていただいたことも何度もあります。
しかし、本部社員はオーナーではありません。
毎月の利益責任を負う立場ではありません。
借入金を返済する立場でもありません。
スタッフへ給料を支払う立場でもありません。
そのため、どうしてもアドバイスは全国共通の成功事例や一般的な店舗運営が中心になります。
もちろん、それは非常に参考になります。
しかし、その方法が自店でも同じ結果になるとは限りません。
店舗規模。
立地。
スタッフ。
競合環境。
契約内容。
どれも違うからです。
だから私は、本部の提案をそのまま実行するのではなく、
「自店でも本当に利益が残るのか。」
という視点で必ず考えるようにしています。
数字の責任を負うのはオーナー
私はこれまで、本部と意見が違ったことが何度もあります。
販売施策。
人件費。
設備投資。
最低賃金への対応。
時には感情的な話になったこともありました。
しかし、最後は自分で数字を見て判断してきました。
なぜなら、
利益責任を負うのは私だからです。
本部は販売データを提供してくれます。
経営のアドバイスもしてくださいます。
しかし、
利益が残るか。
借入を返済できるか。
スタッフを雇い続けられるか。
その責任はオーナーが負います。
これは契約の問題ではなく、経営者としての責任です。
自分を守るのは知識
私は10年以上コンビニを経営してきて、一つ確信しています。
経営者にとって、自己防衛のための知識と行動は必要不可欠です。
本部は多くの情報やアドバイスを提供してくれます。
しかし、その施策を採用するかどうかを決めるのはオーナーです。
その結果、
利益が増えても、
利益が減っても、
最終的な経営責任を負うのはオーナーです。
だから私は、
税務を学ぶ。
労務を学ぶ。
法律を学ぶ。
数字を学ぶ。
社会情勢を学ぶ。
そして、分からないことは税理士、社会保険労務士、弁護士などの専門家へ相談する環境を整えています。
知識は本部と対立するためではありません。
自分の会社とスタッフを守るためです。
本部を信頼することと、依存することは違います。
私は、その違いを意識しながら経営してきました。
発言力は信頼と実績から生まれる
本部と良い関係を築くためには、
感情ではなく数字で話すことが大切だと思っています。
利益。
人件費。
生産性。
予算。
根拠を示して話す。
そして約束を守る。
利益を出し続ける。
そうした積み重ねが信頼になります。
私は、
発言力は肩書きではなく、
実績と信頼によって生まれるものだと思っています。
まとめ
私は10年以上コンビニを経営してきて、一つ確信しています。
本部は経営を支えてくれる大切な存在です。
しかし、店を経営してくれる存在ではありません。
最後に店を守るのはオーナーです。
だから私は、
本部を信頼します。
しかし、依存はしません。
知識を身につける。
専門家の力を借りる。
数字で判断する。
本部と信頼関係を築く。
そして最後は、自分で決断し、自分で責任を負う。
それが個人事業主であり、コンビニオーナーとして長く経営を続けるために、一番大切な姿勢だと私は考えています。
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