はじめに
こんにちは、コンビニ大家です。
「コンビニオーナーになるには、何をすればいいんですか?」
これは、私がこれまで何度も受けてきた質問です。
現在では独立先の選択肢も増えていますが、コンビニ経営に興味を持っている方は今でも少なくありません。
私自身も開業前は、
「特別な資格や経験が必要なのではないか。」
「未経験でも本当に経営できるのだろうか。」
そんな不安を抱えていました。
しかし実際は、私が想像していたものとは大きく違いました。
今回は、私が10年以上前にセブン‐イレブンオーナーになった時の流れを、実体験をもとにご紹介します。
※契約内容や必要資金、研修制度などは契約時期や契約形態によって異なる場合があります。この記事は、私が加盟した当時の体験談です。
① 最初は説明会への参加でした
最初のステップは説明会です。
ここでは、
- コンビニ経営の仕組み
- 契約内容
- 利益の仕組み
- 必要資金
- オーナーの仕事内容
などについて説明を受けました。
私はこの説明会で、
「思っていた以上に仕組み化されたビジネスだ。」
という印象を持ちました。
ブランド力。
物流網。
商品開発。
POSシステム。
全国共通の運営マニュアル。
ゼロから自分で商品を作り、お客様を集める事業とは違い、すでに出来上がった仕組みを活用できることに大きな魅力を感じました。
もちろん、「簡単そう」と思ったわけではありません。
しかし、
努力する方向が明確なビジネス
という印象を受けたことを覚えています。
② 面接と資金確認
説明会の後は面接があります。
同時に、開業資金についても確認されました。
私が加盟した当時、本部へ支払った費用は、
- 保証金 約100万円
- 釣銭準備金 約50万円
- オーナー研修費 約50万円
- オープンセール費用 約50万円
合計で約250万円でした。
さらに、それとは別に約400万円の生活資金を保有していることも条件でした。
この400万円は本部へ支払うお金ではありません。
開業後、利益が安定するまで生活できるだけの資金があるかどうかを確認するためのものです。
今振り返ると、この条件には意味があったと思います。
開業直後は、思ったように利益が出るとは限らないからです。
③ オーナー研修
面接や審査を通過すると、オーナー研修が始まります。
私が受けた研修は、
- 約1週間の集合研修
- 約1週間の実地研修
という流れでした。
研修では、
- レジ操作
- 商品発注
- 売場づくり
- 接客
- 店舗運営
など、店舗を運営するための基本を学びます。
毎日新しいことばかりでしたが、とても充実した時間でした。
研修が終わる頃には、
「これだけ教わったのだから、何とかやっていけそうだ。」
そんな自信も少し生まれていました。
今思えば、その自信は少し早すぎたのかもしれません。
④ 店舗が決まり、いよいよ開業
研修が終わると、いよいよ自分が経営する店舗が決まります。
新しくオープンする店舗を任される場合もあれば、既存店を引き継ぐ場合もあります。
私は現在でも、初めてコンビニ経営を始める方には既存店をおすすめしています。
理由は、
- 売上
- 客数
- 利益
- 地域の特徴
など、過去の実績を確認できるからです。
もちろん、既存店にも課題はあります。
しかし、何もデータがない新店よりは経営計画を立てやすく、リスクも比較的抑えられると考えています。
コンビニオーナーに資格は必要ありません
「コンビニオーナーになるには資格が必要ですか?」
これもよく聞かれる質問です。
答えは、
基本的に特別な資格は必要ありません。
学歴も関係ありません。
私自身も高卒で、特別な資格は持っていませんでした。
それでも10年以上経営を続けています。
私が必要だと思うのは、
- 開業資金
- 経営する覚悟
- 継続する力
この三つです。
資格よりも、
長く経営を続ける覚悟
の方が何倍も重要だと感じています。
研修では教えてもらえなかったこと
当時の私は、
「これだけ学んだから、きっと何とかなる。」
そう思っていました。
しかし、それは大きな勘違いでした。
研修で教えてもらえるのは、
店舗運営です。
一方で、
経営は教えてもらえません。
利益をどう残すか。
人件費をどう管理するか。
廃棄をどう予算管理するか。
チャージをどう理解するか。
利益が出ない時に、何を優先して改善するのか。
こうしたことは、開業してから自分で考え、学び続けるしかありませんでした。
私はこの経験から、
コンビニオーナーは店長ではなく経営者
なのだと強く実感しました。
まとめ
コンビニオーナーになるまでの流れは、とてもシンプルです。
- 説明会へ参加する
- 面接・資金確認を受ける
- オーナー研修を受ける
- 店舗が決まり開業する
流れだけを見ると難しくはありません。
しかし、本当のスタートは店舗がオープンしたその日からです。
私も研修を終えた時は、
「これだけ学んだから、きっと大丈夫。」
そう思っていました。
でも現実は違いました。
店舗を運営することと、利益を残す経営はまったく別のものだったのです。
そして、その違いを知ったことが、私が経営者として成長する第一歩になりました。
次回予告
オーナー研修を終えた私は、
「これだけ学んだから、きっと大丈夫。」
そう思っていました。
しかし、開業してすぐに、その考えは覆されます。
研修では教えてもらえなかった「経営」の難しさを、私は現場で痛感することになりました。
次回、第7話
「オーナー研修では教えてもらえなかったこと|本当のコンビニ経営は開業後に始まる」
店舗運営と経営の違い、そして現役オーナーだからこそ伝えられる「現場で学んだこと」を、実体験をもとにお話しします。
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