6話 コンビニオーナーで一番つらかったこと。地区平均より4割低い売上が半年続いた話

コンビニ経営

こんにちは、コンビニ大家です。

コンビニオーナーをしていると、

「一番つらかったことは何ですか?」

と聞かれることがあります。

私の答えは決まっています。

地区平均より4割近く低い売上が半年以上続いたことです。

人手不足でもありません。

クレーム対応でもありません。

深夜勤務でもありません。

売上でした。

オープン前は自信があった

私がコンビニ経営を選んだ理由の一つは再現性の高さでした。

全国には多くのオーナーがいます。

本部の説明会でも、仕組み化されたビジネスモデルだと説明を受けました。

私は売上を作ることには自信がありませんでしたが、人・物・お金を管理することには自信がありました。

だから、

「売上はある程度予測できる」

「私は管理に集中すれば良い」

と考えていました。

しかし現実は全く違いました。

想定と現実のギャップ

オープン後、実際の売上を見た時のことは今でも忘れられません。

想定していた数字とのギャップがあまりにも大きかったのです。

当時の日販は40万円前後。

地区平均と比べると4割近く低い数字でした。

正直、頭が真っ白になりました。

開業資金として約600万円の借金があります。

家族もいます。

親には反対されながら独立しました。

そんな状況で売上が伸びないのです。

最初は、

「開店直後だから仕方ない」

「そのうち良くなる」

と思っていました。

しかし現実はなかなか変わりませんでした。

毎月の数字を見るたびに不安になりました。

本当にやっていけるのだろうか。

借金は返せるのだろうか。

家族を守れるのだろうか。

そんなことばかり考えていました。

ビジネスモデルを見直した

担当社員からは、

「在庫を増やして機会損失をなくしましょう」

というアドバイスを受けました。

もちろん欠品を減らすことは大切です。

しかし私の店舗では、在庫を増やしても思うような結果にはなりませんでした。

むしろ廃棄が増え、利益を圧迫する場面もありました。

そこで私は考え方を変えました。

売上だけを追うのではなく、

店舗のビジネスモデルそのものを見直そう

と考えたのです。

まず着手したのは人件費です。

私は深夜勤務に入り、本来2人体制で行う時間帯を一人で担当しました。

次に在庫管理です。

在庫を増やすのではなく、

適正在庫を維持すること。

そして、

売上に見合った適切な廃棄管理を行うこと。

を徹底しました。

さらに作業の割り当ても見直しました。

誰が何を担当するのか。

本当に必要な作業なのか。

無駄はないか。

一つずつ見直していきました。

今振り返ると、

私は売上を改善したというより、

店舗のビジネスモデルを再構築した

のだと思います。

売上が改善したきっかけ

では、売上はどうやって改善したのでしょうか。

正直に言うと、

「これをやったから売上が上がった」

というものはありません。

私が行ったのは、

  • 深夜ワンオペによる人件費の見直し
  • 適正在庫の維持
  • 売上に見合った廃棄管理
  • 作業割り当ての見直し

といった地道な改善でした。

売上が改善した理由をあえて挙げるなら、

カーナビや口コミなどによる認知度の向上。

安定した接客を通じたお客様との信頼関係の構築。

そして適正在庫管理による商品の見やすさや鮮度の改善。

こうした要素が少しずつ積み重なった結果だと思います。

特別な販促や奇抜なアイデアではありません。

当たり前のことを当たり前に積み重ねた結果、売上も利益も改善していきました。

現在は地区平均を上回っている

結果として、現在の店舗売上は地区平均を上回るまでになりました。

しかし私が本当に得たものは売上ではありません。

利益を重視する考え方です。

売上だけを見るのではなく、

利益を見ること。

必要なものと不要なものを見極めること。

この考え方は、その後の不動産投資や資産形成にも大きく役立っています。

まとめ

コンビニオーナーとして一番つらかったのは、

地区平均より4割近く低い売上が半年以上続いたことです。

当時は本当に苦しかったです。

しかし、その経験が私に経営の基本を教えてくれました。

売上を追うだけでは経営は成り立ちません。

利益を意識し、

ビジネスモデルを見直し、

当たり前のことを積み重ねる。

今でも経営判断に迷った時は、この原点に立ち返るようにしています。

あの時の売上不振がなければ、今の私はなかったと思います。

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