こんにちは、コンビニ大家です。
10年以上コンビニ経営を続けてきて、時々こんなことを考えます。
「もし今の知識と経験を持ったまま、もう一度ゼロから開業するなら、どんな選択をするだろう。」
もちろん過去には戻れません。
しかし、この問いを考えることで、今までの経営を客観的に振り返ることができます。
そして私の答えは、とても明確です。
私は、昔のように勢いや夢だけで開業することはありません。
数字を見て、制度を確認し、できる限りリスクを抑えてスタートします。
それが、10年以上経営してたどり着いた結論です。
私なら、この3つを最低条件にする
もし今からコンビニ経営を始めるなら、最低でも次の3つを条件にします。
・Cタイプ契約
・平均日販65万円以上の既存店
・大きな借入をしないこと
理由はとてもシンプルです。
開業直後は、一番失敗しやすい時期だからです。
開業したばかりの頃は、
経営経験もありません。
資金にも余裕がありません。
スタッフとの信頼関係もまだ十分ではありません。
そんな状態で大きな借入を抱えることは、経営だけでなく家族の生活まで大きなリスクを背負うことになります。
だから私は、
「どうすれば成功できるか。」
よりも、
「どうすれば失敗しにくいか。」
を最優先に考えます。
私は新店から開業しました
私は新店オープンで開業しました。
結果として10年以上経営を続けることができました。
今では、
「あの経験があったから成長できた。」
と思っています。
しかし、それは結果論です。
開業当初は利益もほとんど残らず、休みも十分に取れませんでした。
毎日が目の前の仕事に追われる生活でした。
もし、その時に私や家族が病気になっていたら。
事故に遭っていたら。
スタッフが大量に辞めてしまったら。
経営を続けることは難しかったと思います。
私は運にも恵まれていました。
だからこそ、これから開業する方へ同じ苦労を勧めようとは思いません。
経験者だからこそ、
最初から失敗しにくい環境を選んでほしい。
そう思っています。
今は私が開業した頃より恵まれた時代
私が開業した頃と比べると、現在は開業環境が大きく変わりました。
インターネット。
YouTube。
SNS。
ブログ。
今では現役オーナーの体験談や経営ノウハウを簡単に調べることができます。
私が開業した当時は、こうした情報はほとんどありませんでした。
本部から説明を受け、自分で経験しながら覚えるしかなかったのです。
しかし現在は違います。
成功事例だけでなく、
失敗事例も学ぶことができます。
さまざまな考え方を比較しながら、自分で判断できる時代になりました。
さらに来年からは、新しい加盟店支援制度も本格的に適用されます。
制度が明確になったことで、
以前よりも利益やキャッシュフローを予測しやすくなりました。
私が開業した頃に比べると、
「やってみないと分からない。」
というグレーな部分は少しずつ減ってきています。
もちろん経営に絶対はありません。
しかし、情報が増え、制度も整備されてきた現在は、
リスクを分析し、冷静に判断しやすい環境になったと感じています。
だからこそ、
勢いだけではなく、
数字を見て、
制度を理解し、
納得したうえで開業してほしいと思っています。
コンビニ経営は「大きく勝つ」仕事ではない
私は10年以上経営して感じることがあります。
コンビニ経営でも、経営者の能力によって利益には差が生まれます。
しかし、その差はゼロから新しい価値を生み出す起業家ほど大きくありません。
コンビニ経営は、
本部が長年築いてきたブランド。
物流。
商品。
システム。
これらを活用しながら利益を積み重ねるビジネスだからです。
つまり、
ハイリスク・ハイリターンではありません。
ローリスク・ミドルリターンの経営です。
だから私は、
「大きく勝つこと」よりも、「大きく負けないこと」の方が重要だと思っています。
長く利益を積み重ねること。
それがコンビニ経営の本質です。
起業家とコンビニオーナーは役割が違う
私は、ビジネスには大きく二つの形があると思っています。
一つは、
ゼロから新しい価値を生み出す起業家です。
成功すれば大きな利益を得られます。
しかし、その分失敗するリスクも高くなります。
もう一つが、
コンビニオーナーのようなフランチャイズ経営です。
本部が築いた仕組みを活用し、
地域のお客様へ安定したサービスを提供する仕事です。
一攫千金は難しいかもしれません。
しかし、
比較的失敗しにくいビジネスでもあります。
私は、自分にはゼロから新しい事業を生み出す才能はありません。
だからこそ、
コンビニという完成されたビジネスモデルを活用し、
人。
物。
お金。
この三つを管理する経営者を目指しました。
経営とはリスクを管理する仕事
私は経営者の仕事とは、
売上を追いかけることではないと思っています。
もちろん売上は大切です。
しかし、それ以上に重要なのは、
人件費。
廃棄。
品減り。
税金。
社会保険料。
借入金。
キャッシュフロー。
こうした数字を理解し、
会社が長く続く仕組みを作ることです。
派手さはありません。
しかし、
この積み重ねこそが会社を守ります。
経営とは、
利益を最大化することだけではありません。
会社が生き残る確率を高め続けること。
それも経営者の大切な役割だと思っています。
仕事の本質を理解する
私はコンビニオーナーという仕事を、
「時間と収入を自分で設計できる仕事」
だと思っています。
開業直後は難しくても、
スタッフが育ち、
店長が育ち、
仕組みが完成すれば、
オーナー自身が現場へ入る時間を減らすこともできます。
その時間を、
家族。
資産形成。
ブログ。
勉強。
新しい事業。
健康づくり。
自分が本当にやりたいことへ使えるようになります。
会社員には会社員の魅力があります。
起業家には起業家の魅力があります。
コンビニオーナーにも、
コンビニオーナーだからこその魅力があります。
大切なのは、
周りからどう見られるかではありません。
その仕事の本質を理解し、自分自身が納得して選ぶことです。
まとめ
もし今の私がもう一度ゼロから始めるなら、
夢や勢いだけでは開業しません。
情報を集めます。
制度を確認します。
数字を分析します。
そして、
「どうすれば成功できるか。」
ではなく、
「どうすれば失敗しないか。」
を最初に考えます。
10年以上コンビニ経営を続けてきて学んだことがあります。
経営とは、
一度の大きな成功を狙うことではありません。
小さな失敗を減らし、
生き残る確率を高め続けることです。
今は私が開業した頃よりも、
情報もあります。
制度も整ってきました。
だからこそ、その環境を最大限に活用してほしいと思います。
私はコンビニ経営を後悔していません。
むしろ、この仕事を選んだからこそ、多くの経験と学びを得ることができました。
だからこそ、これから開業する方には、私よりも良い条件でスタートしてほしい。
それが、10年以上コンビニ経営を続けてきた私の願いです。
目指すべきは、一攫千金ではありません。
長く生き残り、着実に資産を積み重ねていくこと。
それが、私がもう一度ゼロから始めるなら選ぶコンビニ経営です。
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