長期投資のもう一つの柱|全世界株・全米株へ投資した理由【第107話】

コンビニオーナーが不動産賃貸業を選んだ理由と資産形成の第一歩を解説するイメージ 個人事業主の資産形成

前回の記事では、NISAを活用した高配当株投資についてご紹介しました。

私が高配当株投資を続けている理由は、「配当金という第二の収入」を育てるためです。

一方で、資産形成を続ける中で、私はもう一つの柱も必要だと考えるようになりました。

それが、全世界株式・全米株式へのインデックス投資です。

現在は、新NISAとiDeCoを活用しながら、毎月決まった金額を自動で積み立てています。

私がインデックス投資を選んだ理由は、短期間で大きな利益を狙うためではありません。

世界経済そのものの成長へ投資したいと思ったからです。

両学長との出会いで考え方が変わった

資産形成について勉強を始めた頃、私は高配当株投資だけで十分だと考えていました。

しかし、両学長 リベラルアーツ大学で学ぶ中で、「長期・積立・分散投資」という考え方を知ります。

毎月一定額を積み立て、世界中の企業へ分散投資し、何十年という時間を味方につける。

最初は本当にそんなシンプルな方法で資産が増えるのだろうかと思いました。

ところが、世界経済や株式市場の歴史を調べれば調べるほど、その考え方に納得できるようになりました。

私はコンビニ経営でも、一日で大きく利益を出そうとは考えていません。

毎日少しずつ利益を積み重ねることが、最終的に大きな成果につながります。

インデックス投資も同じです。

毎月コツコツ積み立てることで、時間を味方につけながら資産を育てていきます。

世界の歴史はインフレの歴史

私が長期投資を続けられる最大の理由があります。

それは、

「世界の歴史はインフレの歴史である」

と考えているからです。

もちろん、一時的には景気後退や金融危機、戦争などによって株価が大きく下落することがあります。

リーマンショックやコロナショックでは、多くの投資家が不安を感じました。

しかし、そのような危機があっても、世界経済は長い時間をかけて回復し、成長を続けてきました。

人口は増え、新しい技術が生まれ、生産性は向上し、人々の生活は豊かになっています。

世界全体で見ると、GDPは長期的に右肩上がりで成長を続けています。

私は、この事実が長期投資を続ける一番の根拠になっています。

もちろん、未来を保証するものではありません。

しかし、

資本主義社会が続き、人類が発展し続ける限り、世界経済も長期的には成長していく。

私は、その前提で資産形成を行っています。

株式投資は世界の未来へ投資すること

株式投資というと、

「株価が上がった」

「株価が下がった」

という話題ばかりが注目されます。

しかし、私が見ているのは毎日の株価ではありません。

20年後、30年後の世界です。

私は、

「全世界株や全米株へ投資することは、人類の未来へ投資すること」

だと考えています。

新しい技術が生まれ、企業が成長し、人々の生活が便利になる。

その成長の恩恵を、長期投資を通じて受け取る。

それがインデックス投資の魅力だと思っています。

株式投資は短期的に見ると価格が上下するため不安になることもあります。

しかし長期で考えれば、企業は利益を生み出し、その利益を再投資しながら成長を続けています。

私は、その成長そのものへ投資しているという感覚で積み立てを続けています。

だから毎日の値動きには一喜一憂しません。

大切なのは、「世界はこれからも発展し続ける」と信じて積み立てを続けることだと考えています。

なぜ全世界株と全米株を5対5で選んだのか

現在、私は全世界株式と全米株式を5対5の割合で積み立てています。

「どちらが良いですか?」

という質問を受けることがありますが、私の答えは、

「どちらにも魅力がある。」

です。

全世界株式は、その名のとおり世界中の企業へ分散投資できます。

一つの国だけに依存しない安心感があり、世界経済全体の成長を取り込めることが魅力です。

一方、全米株式は、世界経済をリードするアメリカ企業へ投資できます。

これまで世界を代表する企業の多くはアメリカから生まれ、今後もAIや半導体、医療、ITなど、多くの分野で世界を牽引していく可能性があります。

どちらが正解かは誰にも分かりません。

だから私は、「どちらか一つを選ぶ」のではなく、「両方へ投資する」という結論になりました。

未来を予測するのではなく、世界全体とアメリカの成長、その両方を取り込むことを選んだのです。

NISAとiDeCoで「先取り投資」を仕組み化する

私が資産形成で最も大切にしていることがあります。

それは、

資産形成を仕組み化することです。

第105話でもお話ししましたが、

私は「意思」ではなく「仕組み」を信じています。

毎月決まった日に自動で積み立てる。

相場が上がっても下がっても買い続ける。

これが私のルールです。

収入が入ったら、まず投資資金を確保する。

残ったお金で生活する。

つまり、先取り貯蓄をそのまま先取り投資へ変えたのです。

新NISAは、運用益が非課税で、必要になれば売却もできます。

一方、iDeCoは原則60歳まで引き出せませんが、その分、老後資金を確実に積み立てられます。

私は、この2つの制度を使い分けながら、長期投資を続けています。

暴落は「安く買える日」

インデックス投資をしていると、必ず株価が大きく下がる場面があります。

リーマンショック、コロナショック、金融不安…。

ニュースを見ると、不安になることもあるでしょう。

しかし私は、暴落を悲観していません。

毎月積み立てているからです。

価格が下がれば、同じ金額でより多くの口数を購入できます。

つまり、将来の資産形成という視点で見れば、暴落は「資産を安く買える日」とも考えられます。

もちろん、実際に資産が減ると不安になります。

それでも、積立をやめないことが一番大切だと思っています。

相場を予想することは誰にもできません。

だから私は予想することをやめました。

その代わり、「毎月積み立てる」という仕組みを信じています。

インデックス投資のメリットとデメリット

インデックス投資には多くのメリットがあります。

世界中へ分散投資できること。

運用コストが低いこと。

少額から始められること。

そして、一度仕組みを作れば、長期間ほとんど手間をかけずに続けられることです。

一方で、デメリットもあります。

短期間で大きな利益を得ることは難しく、株価は必ず上下します。

暴落時には評価額が大きく減ることもあります。

そのため、途中で不安になって積立をやめてしまえば、本来のメリットを十分に生かすことはできません。

だからこそ、長く続ける覚悟が必要だと考えています。

個人事業主だからこそ「見える資産」を持つ意味

私が新NISAやiDeCo、小規模企業共済を活用している理由は、資産形成だけではありません。

個人事業主として事業を続けていると、金融機関と付き合う機会は数多くあります。

設備投資や不動産購入、運転資金など、銀行へ相談する場面も少なくありません。

そのような時、小規模企業共済の積立残高や株式などの金融資産は、自分の資産状況を説明する材料の一つになります。

もちろん、融資は事業実績や返済能力、担保、事業計画などを総合的に判断して決まります。

しかし、金融資産を計画的に積み上げていることは、資産管理能力や計画性を示す要素としてプラスに働く場合があります。

私は利益が出たお金を使い切るのではなく、少しずつ金融資産へ振り分けてきました。

その積み重ねは、将来への備えになるだけでなく、事業を続けるうえでの安心感にもつながっています。

だからこそ、私が制度を活用する際に大切にしているのは、次の優先順位です。

① 新NISA

まずは資金の汎用性が高い制度から始める。

必要になれば売却できるため、ライフプランや急な資金需要にも対応しやすいことが魅力です。

② 小規模企業共済

節税をしながら老後資金を準備でき、貸付制度も利用できるため、個人事業主との相性は非常に良い制度だと考えています。

③ iDeCo

キャッシュフローに余裕ができてから活用します。

原則60歳まで引き出せませんが、その分、老後資金を確実に積み立てながら、大きな節税効果も期待できます。

もちろん、この順番がすべての人に当てはまるわけではありません。

年齢や収入、家族構成、職業によって最適な選択は変わります。

しかし、私が一番大切にしているのは、

**「資産形成によって現在の生活や事業経営を苦しくしないこと」**です。

資産形成は長く続けてこそ意味があります。

制度のメリットだけを見るのではなく、

資金の汎用性・キャッシュフロー・節税効果のバランスを考えながら仕組みを作ること。

それが、個人事業主として長く事業を続けるためにも、将来の安心につながると私は考えています。

おわりに

私の資産形成は、

コンビニ経営で利益を生み、

不動産で家賃収入を得て、

高配当株で配当金という第二の収入を育て、

そして全世界株・全米株で世界経済の成長へ投資する。

この4つを組み合わせています。

どれも共通しているのは、

**「時間を味方につける」**という考え方です。

私は、資産形成に近道はないと思っています。

毎月積み立てる。

制度を最大限活用する。

焦らず続ける。

この積み重ねが、10年後、20年後、大きな差になって現れると信じています。

資産形成は、一度大きく成功することではありません。

人生を通して続けられる仕組みを作ること。

それが、私が全世界株・全米株へ投資を続けている一番の理由です。

これからも私は、世界の成長を信じ、人類の未来を信じながら、コツコツと積み立てを続けていきます。

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