「資産形成を始めて、一番変わったことは何ですか?」
もしそう聞かれたら、私は迷わずこう答えます。
「お金ではなく、生き方が変わりました。」
これまでのシリーズでは、小規模企業共済やiDeCo、新NISA、高配当株、全世界株・全米株など、私が実践してきた資産形成についてご紹介してきました。
どれも長期的に資産を育てるためには欠かせないものです。
しかし、振り返ってみると、本当に大きく変わったのは金融資産ではありません。
人生に対する考え方そのものでした。
コンビニ経営を始めた理由も、資産形成を始めた理由も同じ
私はコンビニ経営を始めた時も、資産形成を始めた時も、目的はずっと変わっていません。
それは、
「穏やかな生活」と「自分で人生を選択できる自由」を手に入れること。
でした。
決して、お金持ちになりたかったわけではありません。
高級車に乗りたいわけでも、高級時計が欲しかったわけでもありません。
豪華な家に住みたいとも思いませんでした。
私が本当に望んでいたのは、
家族が健康で、
仕事に追われ過ぎることなく、
老後もできるだけ穏やかに暮らせる生活です。
人生には、自分ではどうすることもできない出来事が数多くあります。
景気の変化。
最低賃金の上昇。
自然災害。
感染症。
会社や業界の環境変化。
だからこそ、自分で準備できることだけは、早いうちから始めておこうと思いました。
その答えが、資産形成でした。
妻は投資に大反対でした
今だから笑って話せますが、資産形成を始めようとした当時、妻は投資に大反対でした。
「株は怖い。」
「損をするかもしれない。」
「銀行に預けておく方が安心じゃない?」
そう考えるのも無理はありません。
当時は私自身も投資についてほとんど知識がありませんでした。
だから私は、無理に説得することはしませんでした。
選んだのは、
「一緒に勉強すること」
です。
両学長 リベラルアーツ大学の動画を夫婦で何度も見ました。
そして、『お金の大学』を購入し、お金の基本について一緒に学びました。
家計管理。
固定費の見直し。
長期投資。
NISA。
iDeCo。
保険。
「投資を始めよう」ではなく、
まずはお金について正しく知ることから始めたのです。
知識が増えるにつれて、不安は少しずつ小さくなりました。
妻も資産形成に理解を示してくれるようになり、今では夫婦で同じ方向を向いて取り組めています。
私は、お金の知識以上に大切なのは、
家族が同じ価値観を持つことだと思っています。
まずは「自分軸」を見つける
これまで100話以上の記事を書いてきましたが、資産形成を始める前に一番大切なことがあります。
それは、
「どんな人生を送りたいのか。」
を考えることです。
私は、
仕事だけに追われる人生は送りたくありませんでした。
将来のお金を心配し続ける人生も嫌でした。
子どもが独立した後は、夫婦で旅行へ行きたい。
美味しいものを食べたい。
孫ができたら、一緒に遊びたい。
そんな、ごく普通の幸せを大切にしたいと思っています。
だから私にとって、お金は目的ではありません。
人生を豊かにするための手段です。
どれだけ資産が増えても、家族との時間がなくなってしまっては意味がありません。
どれだけ収入が増えても、健康を失ってしまえば幸せとは言えません。
だから私は、お金を増やすことだけではなく、
「どんな人生を送りたいのか」
という自分軸を持つことを何より大切にしています。
ロストジェネレーション世代として思うこと
正直に言うと、私たちと同年代、いわゆるロストジェネレーション世代が、多くの人の望むような穏やかな生活を送る難易度は、とても高いと私は感じています。
就職氷河期を経験し、長く続いた低成長、物価上昇、社会保険料の負担増、将来の年金への不安など、私たちの世代は決して恵まれた時代だけを歩んできたわけではありません。
そのため、今の生活を維持するだけで精一杯という方も少なくないと思います。
もちろん、人それぞれ環境は違います。
だから私は、「誰でも簡単に資産を増やせる」と言うつもりはありません。
しかし一方で、何もしなければ将来は変わりにくいという現実もあると思っています。
だからこそ、私が最初におすすめしたいのは投資ではありません。
現在を棚卸しすることです。
今の収入はいくらあるのか。
支出はいくらあるのか。
どんな資産があり、どんな負債があるのか。
そして、
「自分はどんな人生を送りたいのか。」
これを一度じっくり考えてみてほしいのです。
資産形成は、お金から考えるものではありません。
人生から逆算して考えるものだと私は思っています。
資産形成で人生はどう変わったのか
資産形成を続けてきて、私自身が感じた変化は数え切れません。
その中でも特に大きかったのは、次の5つです。
① 将来への不安が小さくなったこと
収入源が一つだけではないという安心感は、想像以上に大きなものでした。
② 経営判断に余裕が生まれたこと
目先の利益だけではなく、5年後、10年後を考えて判断できるようになりました。
③ お金を使うことへの価値観が変わったこと
配当金で家族旅行や少し贅沢な食事を楽しめるようになり、お金は「人生を豊かにする道具」だと実感しました。
④ 学び続けることが習慣になったこと
本や動画を通じて知識を身につけることが、経営にも投資にも良い影響を与えています。
⑤ 人生の選択肢が増えたこと
資産形成によって、お金だけでなく「心の余裕」も少しずつ育っていきました。
これが、私にとって一番大きな変化だったと思います。
私がたどり着いた資産形成の最適解
私はこれまで、
コンビニ経営で利益を積み重ね、
不動産で家賃収入を育て、
小規模企業共済やiDeCoで老後資金を準備し、
新NISAで高配当株と全世界株・全米株へ投資してきました。
一つひとつを見ると、特別な方法ではありません。
どれも多くの人が知っている制度や投資方法です。
しかし、大切なのは、
それらを「仕組み」として続けることでした。
毎月積み立てる。
利益が出たら資産へ振り分ける。
配当金や家賃収入を次の資産形成につなげる。
この流れを何年も続けてきました。
派手さはありません。
一攫千金でもありません。
それでも私は、この方法が最も再現性の高い資産形成だと考えています。
おわりに
私は、お金持ちになりたいから資産形成を始めたわけではありません。
コンビニ経営を始めた目的も、資産形成を始めた目的も、最初から同じです。
穏やかな生活を送りたい。
人生を自分で選択できる自由が欲しい。
ただ、それだけでした。
そのために必要だったのが、お金の知識であり、資産形成だったのです。
人生には近道はありません。
資産形成にも魔法はありません。
だから私は、一攫千金を狙うのではなく、
再現性の高い方法を、時間をかけて積み上げることを選びました。
人それぞれ、理想の人生は違います。
だからこそ、まずは自分自身に問いかけてみてください。
「自分は、どんな人生を送りたいのか。」
その答えが見つかれば、お金は目的ではなく、その人生を実現するための手段になります。
私はこれからも、自分の理想とする人生を忘れることなく、一歩ずつ資産を積み上げていきます。
これが、私にとっての資産形成の最適解です。
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