こんにちは、コンビニ大家です。
前回は、「利益は月末ではなく月初に決まる」という私の考え方をご紹介しました。
今回は、私が毎月どのように利益予算を作っているのか、実際の考え方をお話しします。
私が最初に考えるのは売上ではありません。
「今月、いくら利益を確保したいのか」
ここから月次予算は始まります。
最初に決めるのは「必要な利益」
利益予算を作るとき、最初に決めるのは毎月確保したい利益です。
例えば、
- 毎月の生活費
- 固定資産税や自動車税など各種税金の積立
- 小規模企業共済
- iDeCo
- 定期預金などの資産形成
これらを合計し、
**「最低限必要な利益」**を決めます。
私は、利益とは「余ったお金」ではなく、生活や将来の資産形成を支えるために確保するお金だと考えています。
※資産形成については別の記事で詳しく紹介する予定です。
コンビニ経営で管理すべき3大経費
利益を左右する経費は数多くあります。
その中でも私が特に重要視しているのが、
- 人件費
- 廃棄
- 品べり
です。
金額が大きい順も、
人件費 → 廃棄 → 品べり
となるため、利益改善を考えるときは、まず人件費と廃棄に重点を置きます。
人件費は労働時間から決める
人件費は、
労働時間 × 時給
で決まります。
例えば24時間営業を基本2人体制で運営すると、
24時間 × 2人 = 48時間
1週間では、
48時間 × 7日 = 336時間
ここから、
- オーナー 40時間
- 妻 30時間
合計70時間を差し引くと、
スタッフの労働時間は266時間/週になります。
これを月30日に換算すると約1,140時間。
平均時給を1,000円とすると、
人件費予算は約114万円になります。
※この計算では深夜割増賃金は考慮していません。人件費シミュレーションについては別の記事で詳しく紹介する予定です。
売上予算は前年実績を基準にする
売上予算は前年同月の実績を基準にしています。
例えば、
昨年の日販が65万円、
今年の売上が101%で推移しているなら、
今年の日販予算は65万6,500円になります。
GP(売上総利益率)も同じです。
昨年30.2%、
今年は0.2ポイント低下しているなら、
今年は30.0%で計算します。
経験上、この方法が最も実績との差が少なく、現実的な予算になります。
実際に利益を計算してみる
例えば、
- 日販 656,500円
- 営業日数 30日
月間売上は19,695,000円。
GP30%なら、
売上総利益は5,908,500円になります。
ここでは説明を分かりやすくするため、
7-11チャージを粗利の60%として簡易計算します。
5,908,500円(売上総利益)−3,545,100円(7-11チャージ)=2,363,400円(オーナー利益)
ここから、
- 人件費 1,140,000円
- 廃棄 418,519円
- 水道光熱費
- その他経費
を差し引けば、最終利益が分かります。
※この記事で紹介している7-11チャージは、利益予算の考え方を説明するための簡易計算です。実際のCタイプ契約では累進チャージや契約年数による優遇制度などがあり、計算方法はさらに複雑です。詳しい計算方法や簡易計算シートについては別の記事で紹介する予定です。
利益を10万円増やしたいなら
利益を増やしたいとき、私はまず人件費と廃棄を見直します。
例えば、
基本労働時間を1日1時間削減できれば、
月間約3万円の利益改善になります。
さらに、
作業割り当てを見直し、
1日4時間削減できれば、
約12万円改善できます。
廃棄も同じです。
今回のシミュレーションでは、
1日あたり約16,400円の廃棄を、
4,000円削減できれば、
約10万2千円の利益改善になります。
つまり、
- 人件費改善 約12万円
- 廃棄改善 約10万2千円
合計約22万円利益を改善できます。
もちろん、水道光熱費や消耗品なども見直しますが、私の経験では改善できても月1〜2万円程度です。
だからこそ、利益改善では人件費と廃棄を最優先に管理しています。
まとめ
利益は偶然残るものではありません。
私は毎月、
必要な利益を決め、
そこから売上、人件費、廃棄などを逆算して利益予算を作っています。
売上は予測ですが、
人件費や廃棄は自分で管理できます。
だからこそ、
**「売上を追いかける経営」ではなく、「管理できる数字を改善する経営」**が重要だと考えています。
仕事を頑張ることは当たり前かもしれません。
しかし、計画に向かって頑張ることと、漠然と頑張ることでは、月末の結果に大きな差が生まれます。
私は、利益は気合いや根性ではなく、計画と毎日の積み重ねによって作られるものだと考えています。
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