資産形成は何から始める?|私なら100万円をこう仕組み化する【第109話】

コンビニオーナーが不動産賃貸業を選んだ理由と資産形成の第一歩を解説するイメージ 個人事業主の資産形成

「資産形成を始めたいのですが、何から始めればいいですか?」

この質問を受けることがよくあります。

多くの人は、「どの株を買えばいいのか」「新NISAとiDeCoはどちらがいいのか」と、投資商品から考え始めます。

しかし、私なら最初に取り組むことは投資ではありません。

家計を把握し、お金の流れを整えること。

これが資産形成の第一歩です。

『バビロン大富豪の教え』から学んだこと

私が資産形成を始めた頃、最も影響を受けた一冊があります。

それが『バビロン大富豪の教え』です。

この本には、一攫千金の方法や難しい投資テクニックは書かれていません。

書かれているのは、何千年も前から変わらない、お金との付き合い方です。

その中でも、私が最も共感した考え方があります。

「欲望に優先順位をつける。」

人の欲望には終わりがありません。

収入が増えれば欲しいものも増えます。

だからこそ大切なのは、「何を我慢するか」ではなく、**「何に価値を感じ、何を優先するのか」**を決めることです。

この考え方が、現在の私の資産形成の土台になっています。

収入が増えても生活水準は上げない

コンビニを開業した当初は、生活に余裕はありませんでした。

借入もあり、毎月の資金繰りを考えながら生活していたため、自然と節約する習慣が身に付きました。

その後、2号店を出店し、収入が増えてからも、一つだけ意識していたことがあります。

「収入が増えても生活水準はできるだけ上げない。」

収入が増えると、少し良い車が欲しくなる。

少し高価な時計やブランド品が欲しくなる。

もちろん、それらを購入することが悪いわけではありません。

本当に車が好きなら、そこへお金を使う価値はあるでしょう。

ただ、その分ほかの支出を見直し、家計全体のバランスを取ることが大切です。

私は、増えた収入を生活費ではなく、将来の安心を作るための資産形成へ回すことを選びました。

まずは家計を把握する

資産形成を始める前に、まず確認してほしいことがあります。

それは、毎月の家計です。

毎月いくら収入があり、何にいくら使っているのか。

毎月の生活費はいくら必要なのか。

固定費はいくらあるのか。

これを把握することで、自分に必要な生活防衛資金も見えてきます。

生活防衛資金があるからこそ、安心して長期投資を続けることができます。

最初に見直すのは固定費

生活費を見直す中で、最も効果が大きいのが固定費です。

例えば、

・携帯電話の料金プラン

・生命保険・医療保険・自動車保険

・利用していないサブスクリプション

・毎月自動で引き落とされている会費

携帯電話は、「何のために使っているのか」を考えれば、本当に必要なプランが見えてきます。

保険も、保障内容を理解していないのであれば一度見直すべきです。

病気になった時、本当にいくら必要なのか。

公的制度でどこまで対応できるのか。

自分の貯蓄でどこまで備えられるのか。

その上で、本当に必要な保障を選ぶことが重要です。

洋服についても同じです。

私は年間予算を決めて管理することをおすすめします。

高価なブランド品を買わなくても、健康を意識し、体型を維持し、自分に合った服を清潔に着こなせば、十分に清潔感は演出できます。

大切なのは、世間の「普通」に合わせることではありません。

「それは本当に自分に必要なのか。」

この問いを持つことです。

毎月3万円の節約は「900万円の資産」と同じ価値

固定費を見直し、毎月3万円、年間36万円の支出を減らせたとします。

この36万円を配当利回り4%の高配当株だけで受け取ろうとすると、

約900万円の株式資産が必要になります。

つまり、毎月3万円の固定費を見直すことは、900万円分の高配当株を持つのと同じ経済的な効果があるということです。

900万円の資産を築くには長い時間が必要です。

しかし、固定費の見直しは、一度実行すればその効果が毎月続きます。

私は、900万円を貯めるよりも、毎月3万円の固定費を見直す方が、多くの人にとって再現性が高い方法だと思っています。

私なら100万円をこう仕組み化する

私自身、資産形成を始めた頃は、生活費として約100万円だけを手元に残し、それ以外の余裕資金は資産形成へ回しました。

これは、個人事業主として収入の変動に備えた、私自身の判断です。

大切なのは100万円という金額ではなく、自分に必要な生活防衛資金を把握することです。

生活費を逆算し、今後の収入やキャッシュフローを予測する。

そして、余裕資金を決めたら、月初に先取りで投資する。

生活費が余ったら投資するのではありません。

先に資産形成へ回し、残ったお金で生活する。

この仕組みに変えたことで、資産形成は習慣になりました。

おわりに

資産形成は、難しい投資商品を知ることから始まるわけではありません。

家計を把握する。

固定費を見直す。

欲望に優先順位をつける。

生活防衛資金を確保する。

そして、余裕資金を先取りで資産形成へ回す。

どれも派手ではありません。

しかし、何千年も受け継がれてきた、お金の王道です。

私は、お金持ちになることを目指しているのではありません。

穏やかな生活と、自分で人生を選択できる自由を手に入れること。

そのために、これからも再現性の高い方法を、一歩ずつ積み上げていきたいと思っています。

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