NISAで高配当株投資を始めた理由|配当金という第二の収入を育てる【第106話】

コンビニオーナーが不動産賃貸業を選んだ理由と資産形成の第一歩を解説するイメージ 個人事業主の資産形成

前回の記事では、小規模企業共済とiDeCoを活用し、「資産形成を仕組み化すること」の大切さについてお話ししました。

毎月自動的に積み立てることで、意思ではなく仕組みで資産形成を続ける。

これが私の資産形成の土台になっています。

そして次に取り組んだのが、NISAを活用した高配当株投資です。

国の制度は最大限活用する

私が高配当株投資を始めた頃は、旧NISA制度でした。

当時は年間120万円まで投資でき、非課税で保有できる上限は600万円でした。

私が最初に考えたのは、とてもシンプルです。

「国が用意してくれた非課税制度は最大限活用する。」

通常、株式の配当金には約20%の税金がかかります。

例えば年間36万円の配当金を受け取った場合、本来であれば約7万円が税金として差し引かれ、実際に受け取れるのは約29万円です。

しかし、NISA口座で保有していれば、この配当金は非課税になります。

せっかく利用できる制度なら、使わない理由はありません。

私は旧NISAの非課税枠いっぱいまで、高配当株へ投資しました。

現在は新NISAへ制度が変わり、成長投資枠は年間240万円、生涯投資枠は1,200万円まで拡大されています。

夫婦で制度を活用すれば、生涯で合計2,400万円まで非課税で投資できます。

制度は変わっても、「使える制度は最大限活用する」という考え方は今も変わっていません。

配当金という第二の収入を育てる

資産形成について勉強を続ける中で、大きな影響を受けたのが「こびと株.com」でした。

私が最も共感したのは、

「株を売って利益を得るのではなく、配当金という第二の収入を育てる。」

という考え方です。

コンビニ経営では利益を積み重ねる。

不動産では家賃収入を積み重ねる。

高配当株では配当金を積み重ねる。

私にとっては、どれも同じ考え方でした。

収入を生み出す資産を育てること。

それが資産形成の本質だと考えています。

私が投資を始めた頃は、日本を代表する優良企業でも配当利回り5〜7%の銘柄が数多くありました。

例えば、旧NISAの上限である600万円を配当利回り6%で運用できれば、

年間36万円の配当金を受け取ることができます。

現在の新NISAでは、夫婦で生涯投資枠2,400万円を活用し、配当利回り4%で長期運用できた場合、

年間約96万円、月にすると約8万円の配当金になります。

老後に公的年金とは別に毎月8万円の収入があると考えると、生活の安心感は大きく変わります。

私が目指しているのは、資産を切り崩して生活することではありません。

資産は残し、その資産が生み出す配当金で人生を豊かにすること。

これが私の理想です。

増配という時間の味方

私が高配当株投資に魅力を感じるもう一つの理由があります。

それが増配です。

株主還元を重視する優良企業の中には、利益の成長に合わせて毎年少しずつ配当金を増やしている企業があります。

もちろん、将来の増配は保証されていません。

しかし、長年にわたり増配を続けてきた企業も少なくありません。

例えば、年間2%の増配が20年間続いた場合、年間配当金は約1.5倍になります。

つまり、年間96万円の配当金は、約143万円まで成長する計算です。

これは、特別な売買を繰り返した結果ではありません。

優良企業へ長期投資を続け、時間を味方につけた結果です。

さらに、物価が上昇するインフレ局面でも、利益を伸ばし続ける企業であれば、配当金も成長し、購買力の低下を和らげられる可能性があります。

私は、この「資産だけでなく、収入も一緒に育つ」という考え方に大きな魅力を感じています。

高配当株投資は簡単ではない

もちろん、高配当株投資は決して簡単ではありません。

配当利回りが高いだけで投資するのではなく、企業の財務内容や利益、配当方針を確認し、長期間配当を出し続けられる企業を見極める必要があります。

また、金融、商社、通信、インフラ、食品など、複数の業種へ分散投資することも重要です。

現在は半導体関連やAI関連など、大きく値上がりするテーマ株が注目されています。

魅力的に見える場面もありますが、私はそうした流行だけで投資判断をしないよう心掛けています。

自分で決めた投資方針を守り、長く続けること。

それが資産形成への一番の近道だと考えています。

配当金は人生を豊かにするために使う

私が高配当株投資で最も好きなのは、購入した年から配当金を受け取れることです。

資産を育てている途中でも成果を実感できます。

私は、配当金を貯蓄することを目的にはしていません。

配当金は、人生を豊かにするためのお金だと考えています。

家族と少し贅沢な食事へ行く。

旅行ではワンランク上のホテルや旅館に泊まる。

今まで経験したことのない時間を楽しむ。

そんなことに配当金を使っています。

不思議なことに、事業で得た利益を使う時は、「将来のために残しておこう」「設備投資に回した方がいい」と考えてしまいます。

しかし、配当金は「資産が働いて生み出してくれた収入」という感覚があるため、気持ちよく使うことができます。

家族との思い出や新しい経験は、お金以上の価値があります。

だから私は、配当金は人生を豊かにするために使うと決めています。

おわりに

高配当株投資は、短期間で大きな利益を狙う投資ではありません。

時間を味方につけ、収入を生み出す資産を少しずつ育てていく投資です。

私は、高配当株投資で一番大切なのは利回りではないと思っています。

一番大切なのは、時間をかけて第二の収入を育てることです。

そして、その収入で自分や家族の人生を少し豊かにすること。

それが、私が現在も高配当株投資を続けている理由です。

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