セブンイレブン新制度追加発表|契約更新時に選択できる意味を現役オーナーが考察【第86話】

SEMC Ver2.0による15年以上契約オーナーとセブン新契約制度の利益比較シミュレーション結果 セブン新制度・ニュース
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こんにちは、コンビニ大家です。

セブン‐イレブンは、新制度に関する追加発表を行い、既存オーナーも契約更新時に新制度を選択できる方針が示されました。

セブン‐イレブンは約50年ぶりとなる新たなフランチャイズ契約プランを発表し、その後、既存オーナーも契約更新時に新制度を選択できる方針を示しました。契約期間や加盟店負担の見直しなど、新制度の概要と既存オーナーへの影響を現役オーナーの視点で詳しく解説しています。

参考資料(公式)

あわせて参考にできる業界メディア

参考記事: ダイヤモンド・チェーンストアオンライン「セブン、負担軽減の新FC契約プラン=50年ぶり、新規出店後押し」

今回の発表により、既存オーナーにも新制度を選択できる道が示されたことは、一歩前進だと感じています。

しかし一方で、私は大きな課題も残っていると考えています。

それは、既存オーナーと新規オーナーとの公平性です。

シミュレーションすると利益差は非常に大きい

私は第80話から第83話まで、同じ条件で旧制度と新制度を比較してきました。

その結果、

  • 契約1〜5年目のオーナーでは、毎月約30万〜35万円、年間約360万〜420万円
  • 契約6〜15年目のオーナーでは、毎月約15万〜20万円、年間約180万〜240万円

新制度との差が生じる試算となりました。

つまり、現在の制度で契約したオーナーと、新制度で契約したオーナーでは、

15年間で累計約3,600万〜4,500万円の利益差が発生する可能性があります。

※上記は第80話〜第83話と同じ前提条件によるシミュレーションです。実際の利益は店舗条件や契約内容によって異なります。

もちろん、制度は時代に合わせて見直されるべきです。

しかし、この差は決して小さなものではありません。

私は納得することが難しい

今回の制度改革は、最低賃金の上昇や人口減少など、社会環境の変化に対応するための制度として評価しています。

しかし、

これまでセブン‐イレブンを支えてきた既存オーナーが、新しく契約するオーナーより不利な条件で経営を続けることには、私は納得することが難しいと感じています。

確かに、昔は現在より人件費やエネルギーコストが低く、経営環境も異なりました。

それでも、長年ブランドを支えてきたオーナーへの配慮は必要ではないでしょうか。

契約更新まで新制度を選べない

今回の追加発表では、既存オーナーも契約更新時には新制度を選択できるようになります。

しかし、それまでは現在の契約条件で経営を続けることになります。

契約更新までの期間が長いオーナーほど、この利益差は大きくなります。

だからこそ、既存オーナーは制度を正しく理解し、自分たちの考えを本部へ伝えていくことも大切だと思います。

15年以上のオーナーは現契約が有利かもしれない

一方で、15年以上契約を継続しているオーナーについては、私は現契約を継続した方が有利になる可能性が高いと考えています。

現在の契約では長期契約によるチャージ軽減を受けています。

また今後は、

  • 食品ロス削減による廃棄コストの減少
  • エネルギーコストの上昇
  • 最低賃金の上昇

など、経営環境も変化していきます。

現時点では、こうした社会情勢を考慮すると、15年以上経過したオーナーは現契約を継続した方が有利になる可能性もあると考えています。

もちろん、最終的な判断は今後公表される制度内容を確認した上で行うべきでしょう。

これからオーナーを目指す方へ

現在オーナー契約を検討しているのであれば、私は新制度適用後に契約することをおすすめします。

契約条件は、その後10年、15年という長い経営に大きな影響を与えます。

だからこそ、制度を十分理解したうえで契約することが重要です。

私が本部に期待すること

私は今回の制度改革そのものには賛成です。

現在の社会情勢を考えれば、加盟店を支援する制度への見直しは必要だったと思います。

しかし、本当に目指すべきなのは、新規オーナーだけが有利な制度ではなく、これまでセブン‐イレブンを支えてきた既存オーナーも納得できる制度ではないでしょうか。

例えば、契約年数に応じた段階的な条件緩和など、公平性を高める仕組みがあれば、多くのオーナーが前向きに受け止められると思います。

制度は時代に合わせて変わるべきです。

だからこそ、その変化は未来のオーナーだけでなく、これまでセブン‐イレブンを支えてきた既存オーナーも納得できるものであってほしいと思います。

その積み重ねが、本部と加盟店の信頼関係をさらに強くし、セブン‐イレブン全体の発展につながると私は考えています。

まとめ

今回の追加発表により、既存オーナーも契約更新時には新制度を選択できる方向性が示されました。

しかし現時点では、新規オーナーとの利益差は依然として大きく、契約更新まで期間が長いオーナーほど影響も大きくなります。

制度改革は必要です。

だからこそ、本部には未来だけを見るのではなく、これまでセブン‐イレブンを支えてきた既存オーナーにも配慮した、公平性のある制度設計を期待しています。

私も現役オーナーとして、今後公表される情報を確認しながら、数字をもとに引き続き検証していきたいと思います。

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