こんにちは、コンビニ大家です。
参考記事: ダイヤモンド・チェーンストアオンライン「セブン、負担軽減の新FC契約プラン=50年ぶり、新規出店後押し」
前回は、開業1年目のオーナーをモデルケースとして、旧制度と新制度を比較しました。
今回は、
「5年以上経営しているオーナーにとって、新制度はどのような意味を持つのか。」
を、第71話と同じ条件でシミュレーションしてみます。
制度を評価するときは、開業直後のオーナーだけでなく、長年店舗を支えてきたオーナーの立場から考えることも重要だと私は思っています。
比較条件
今回の前提条件は第71話と同じです。
【売上条件】
- 日販65万円
- 月商1,950万円
- 売上総利益585万円
【店舗経費】
- 廃棄原価39万円
- 水道光熱費40万円
- その他経費10万円
【労働条件】
- 店舗総労働時間1,350時間
- オーナー夫婦301時間
- スタッフ1,049時間
- 時給1,100円
違うのは加盟店支援制度だけです。
シミュレーション結果
| 項目 | 旧制度(5年後) | 新制度 |
|---|---|---|
| 本部チャージ | 332万円 | 312万6,000円 |
| オーナー利益 | 253万円 | 272万4,000円 |
| 廃棄負担 | 33万1,500円 | 19万5,000円 |
| 水道光熱費負担 | 6万円 | 20万円 |
| 月間営業利益 | 約88万4,500円 | 約107万5,000円 |
| 年間営業利益 | 約1,061万円 | 約1,290万円 |
今回の試算では、
年間営業利益は約229万円改善する
という結果になりました。
5年以上経営している店舗にとっても、十分大きな金額です。
ただし気になることもある
今回の制度は発表されたばかりであり、今後内容が変更される可能性もあります。
私が気になっているのは、すでに5年以上経営を続けているオーナーへの対応です。
現時点で公表されている内容だけを見ると、新しく契約するオーナーの方が有利な条件になるケースも考えられます。
もしそのまま運用されれば、
「長年頑張ってきたオーナーより、新しいオーナーの方が有利なのはどうなのか」
という声が出ることも予想されます。
もちろん、これは現時点で公開されている情報だけを見た私個人の考察です。
まだ既存オーナー向けの追加支援や制度変更が発表されていないだけかもしれません。
私の考え
私は今回の制度そのものは高く評価しています。
特に開業直後の資金繰りを改善する効果は大きく、業界全体にとっても良い方向性だと思います。
一方で、現在のセブン‐イレブンを支えているのは、何年も店舗経営を続けてきた既存オーナーです。
新規オーナーの支援と同じように、既存オーナーにも納得感のある制度設計が必要ではないでしょうか。
加盟店と本部が同じ方向を向いて成長していくためには、公平感も大切な要素だと私は考えています。
まとめ
今回のシミュレーションでは、5年以上経営している店舗でも、新制度によって年間営業利益が約229万円改善するという結果になりました。
ただし、この制度は発表されたばかりです。
今後、既存オーナー向けの追加支援や制度変更が行われる可能性もあります。
私は現役オーナーとして、引き続き制度の内容を確認し、新しい情報が発表され次第、このブログでもお伝えしていきたいと思います。
制度は変わります。
しかし、店舗を支えている現場の価値は変わりません。
だからこそ、本部と加盟店がともに発展できる制度へ進化していくことを期待しています。
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